【ODRピックアップ】20130808 緩いのかキツいのか インドネシアセキュリティ(1)
APECへの記事番外編。
インドネシア メダンは、スマトラ島東北部に位置し、人口210万人、ポローニャ国際空港を擁する同島最大の都市で、オランダ植民地時代の給水塔など歴史的建築物も残っています。
直行便がないため、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、香港経由になり、今回はクアラルンプール経由で、乗り継ぎのため、一泊しています。トランジットホテルは、空港に隣接しており、シャトルバスで15分ほど。全室が1階のリゾートホテルのような造りになっていました。窓が小さくてイヤだなぁ。。と思ったのですが、夜になると納得。侵入者が入って来にくいので、このほうが安心なのです。
ホテルのフロント棟
全室1階
遥か遠くの部屋の人も
さて翌日早朝、クアラルンプールよりメダン行きのゲートへ。非常にキレイで広い空港です。設備やレストランも充実しており、ASEANの玄関口となりつつあるのも納得できます。しかし、後日会食した友人のフランス系会社社長は、開港当時クアラルンプールに赴任していたそうですが、同じ頃開港を競っていた香港国際空港に負けじと開港を早めた結果、友人が出迎えた日本からの訪問者の荷物が、まったく別のレーンから出て来て見つからない等、当時は混乱を極めたそうです。
機内には、APECへの参加者が多く、隣席のカナダから農業分野への会合へ出席する女性は、「バンクーバー便が取れなくて、オタワー>フランクフルトー>成田ー>クアラルンプールー>メダンのクレイジーな」長旅。メダンへは1時間なので、離陸して、ピーナッツを食べたら、もう着陸のアナウンスで、しかも時差がマレーシアから−1時間なので、8時50分発、8時50分着というタイムトンネル。ちょっと面白い体験です。
メダン空港では、入国するとAPEC専用の案内カウンターがあり、ホテルへのシャトルバスが用意されています。待つ事20分でわらわらと乗車。先ほどのカナダの女性、チリ、インド、香港、スイスと、日本からの一行です。
APEC会場は、全部で3ホテル。サンティカホテル、アリャデュータホテル、私の宿泊ホテルはマリオット。マリオットの順番は最後で、私は一番最後までバスに乗っていました。やっと到着して、まずはチェックイン。APECの会場に入るには、サンティカホテルにて、APECの認証IDを受け取らなくてはいけません。この3ホテル間は、専用のシャトルバス、タクシー、バイクタクシーで随時運航されており、APECカウンターに行けばすぐに案内してくれます。
かくして無事にID取得。
以降は、このIDがAPEC各会場への入門パスになります。
各ホテル入り口は、非常に厳重なセキュリティが施されています。これは、数年前のバリ島クラブでの大規模な爆弾テロの後の対策ですが、APECでは各国政府代表者が数多くいますので、何かあれば大変ですから、空港並みに荷物検査とボディタッチがその都度行なわれます。
但し!
何度も出入りしていて、顔も覚えられてくると、段々とあやふやに。。。ゲートをくぐると金属探知機がピーピーなるのですが、最初はボディタッチされたものの、段々とOKOK!と顔パスに。。。そして、荷物も開封しなくなって来ました。
いいのか?笑
(2)へ続きます。