半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【ODRピックアップ】20130822 お安くなります

【ODRピックアップ】20130822 お安くなります

 

契約書や会計書類などを送付する際には、A4封筒を利用しますが、宛先を印刷して封筒に入れ、打合せに外出のためのついでの足で郵便局に投函にいきますと、ほぼ必ず案内されるのが、「レターパックですとお安くなりますが。。」

 

初めての時は、”安くなる”という言葉を受け止めて、「じゃあお願いします」とレターパックの封筒を購入しました。レターパックは専用の厚紙封筒で、宛先と差出人の欄が予め印刷されています。宛先欄等は、コンピュータで印刷した宛名ラベルシールなどを貼付けてもいいそうです。

http://www.post.japanpost.jp/service/letterpack/index.html

 

私は、予め送付先をデータとして登録しておき、小さい封筒の場合は、直接プリンターで封筒に印刷してしまいます。A4サイズ封筒の場合は、プリンターによってはサイズ的にトレイに入らないので、

f:id:emandai34:20130605173717p:plain

 

こんな風に、A4サイズの用紙に宛先だけでなく自社名もセットで印刷してしまい、それを封筒に貼付けています。基本的に宛名は手書きで書きません。

レターパックを使うと、全部手書きにするか、新たに宛名タックシール方式に変更するかの選択となります。レターパックを使用すると350円。今のままだと390円で1通あたり40円の節約。月に必ず出すのは2〜3通なので、これまでの方法を変更するコストよりも、普通郵便のコストのほうが遥かに小額なのです。そして、宛名と自社名、住所を書くと、字があまりキレイでないせいもあり、意外にも時間がかかるのです。これも、書く時間コストにすれば恐らく40円以上。さらに、相手先に字のせいで与える印象。。。PRICELESS!

 

もちろん、郵便局の方はそんなことは知る由もありませんから、毎回親身になって、「レターパックですとお安くなりますが。。」

今では窓口の方全員に一度は勧めらました。それでも、まだ、ご提案をいただきます。

レターパックですとお安くなりますが。。」

 

例えば40円安くなる。それで郵便局の売上は少なくなるわけですが、それはいいんでしょうか?安くなることでビジネスとしての売上が増加すればいいでしょうが、それには、安いから沢山買う(売れる)ようにならなければなりません。郵便局の郵便物が安くなることで増えるか?少なくとも私から出す郵便物は増えません。或は、レターパックにして効率が良くなるか?寧ろ手間が掛かり時間効率は悪くなります。

良くなる事とといえば。。。システムを変更するために新たな投資が発生?今まで使用していなかったタックシールが売れる?字を書くことで老化防止?レターパックは、そのままポストに投函できますので、郵便局で受け付ける作業は減りますな。つまりレターパックは、郵便局の”サービス”を”製品”に変えたということですね。

 

ここでふと思います。

安いことは、本当にいいことなんでしょうか?

 

台湾でも、現地にない日本からの品物をマーケティングしていると、一部の現地の方は、「高い」といいます。売る前から値下げか?と、異議を唱えますが、なかなか同意に至らず苦慮します。

 

適正な価格で供給されるならいいことなのですが、安物が溢れるのは、どーも「どうかなぁ。。」と思うのであります。いいモノには、それなりの値段で売れる時代を創りたいものです。