ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【ODRピックアップ】20140220 もうすぐ8%

【ODRピックアップ】20140220 もうすぐ8%

 

準備は万端?でしょうか。

 

弊社でも、小さいシステムではあれど、請求書や見積書、社内の会計システムなど、順次4月1日からの消費税率変更に備えています。1987年に最初に消費税が導入され、1998年に5%に変更されてて以来、17ぶりの変更です。 また、2015年10月には10%への変更も控えており、変更作業を想定することは勿論ですが、対応をしてみると更にいろいろと考えておかなければならないことがあります。

 

まず、請求書や見積もり書。これは、消費税の数値のマスターテーブルを修正するだけです。ついでに、すぐに施行される10%への変更の場合にも備えてテーブルにデータを追加しておきます。これで、次の変更の場合にも、マスターテーブルの切り替えだけで対応できます。

ついで、社内の会計システム。こちらも同様ですが、月次の明細表示でいくつか問題が生じました。現在の消費税率を表示する欄が、10%になると二桁必要なため、表示幅を変更しなくてはならなくなりました。集計を1枚に表示するために、表示幅を少なくしていたのですが、こちらもなんとか幅を変更できました。

 

続いて手をつけたのが、Excelの各種サブシステムです。こちらは、請求書などに連動しているのですが、その場その場で付け足したものが多く、消費税率を表内のあちこちに埋め込んでありました。したがってマクロの計算式やVBAなどのどこに消費税率が記入してあるか、探し出すのが大変です。このタイミングで直接記入することをやめて、マスターテーブルを参照するように切り替えます。

 

※この点、ERPシステムを導入している場合にも注意が必要です。マスターテーブルなどを修正しても、それが適用されない場合があるからです。特に別のソフトメーカーなどが開発しているアドオンのソフトなどの場合、後付けで導入されますが、マスターを参照するモードがあっても、設定されていない場合や、アドオンソフト内の消費税率を参照している場合もあるからです。

 

ところで、弊社の場合には直接関係してきませんが、小売している商品を持っている場合には、表示をどうするかという問題がでてきます。例えば、現在税込99円で販売している商品の場合、税抜き価格は、99円÷1.05=94円ですが、これを8%に対応すると、94円×1.08=101円になります。

さて。。。

99円が101円になって、購入者にマイナスの心理が働かないでしょうか。

これは、なんともいえません。

あるいは、価格据え置きになるように、利益を削って、売上増を狙うか。

まさに企業(事業)戦略の判断です。Excelのマクロの問題ではありません。

 

更に税理士さんから、経過措置のアドバイスをいただきました。

「契約形態や案件の内容にもよりますが、2013年10月以前に契約して、納品が2014年4月以降の場合、経過措置として5%で済む場合がある」

とのこと。これは場合によっては、弊社のお客様へのメリットにもなるかもしれません。請負契約のシステム開発や、レンタル契約などの場合には適用される場合があるようです。(※残念ならが弊社の場合、毎月のサービス提供なので経過措置はありませんでした。)

注意しないと、払い過ぎになる可能性があります。

 

そして、2015年の10%導入時に、軽減税率が適用されそうです。これは、食料品など所謂生活必需品を対象に、税率を低くする措置をとり、低所得者層への税負担を軽くするためのものです。

 

ロイターの記事:消費税の軽減税率制度、「税率10%時に導入」で合意=自民・公明

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE9BA01R20131211

 

まだ、詳細が決まっていないので、なんとも対策をとりようがありませんが、品目が多い場合には、予めシステムでの対策を検討しておかないといけません。

 

 

参考:

ITPro Active 消費税対応、六つの落とし穴

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Active/20140205/534863/?ST=act-enterprise&P=1