半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【ODRピックアップ】20140605 衣替えの六月

【ODRピックアップ】20140617 衣替えの六月

 

6月になった途端、都心の日中の気温は33度との予報が出ています。昼休みに、昼食を終えて一番町の交差点から新宿通りに向かう坂を降りてくると、ノースリーブのブラウスに、ショートパンツの女性とすれ違いました。暑いからなーと思うと同時に、今からその装いだと真夏にはどうするのと要らぬ心配。 

 

衣替えの歴史は、古く平安時代の宮中行事からあるようです。これらは中国の慣習に従って行われており、宗教行事的な側面から始まっています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%A3%E6%9B%BF%E3%81%88

その後、江戸時代には武家の出仕の制服として、年4回の衣替えが制度化されました。これは、参勤交代と同様に、制服による規律維持の側面と、衣替えによる消費促進で、武家の蓄財を制御する目的もあったのではないかと推測されます。

明治時代には、役人、軍人、警察官の制服の衣替えが制定されましたが、これも規律統制の一貫でしょう。

 

衣替えは、海外のニュースでも報道されており、冷房温度を28度以下にしないよう服装を軽装にしてコントロールするためという電力消費節約の側面が取り上げられています。

http://japanese.ruvr.ru/news/2014_06_02/273059926/

 

宗教的、規律、消費電力節約、経済効果。。。衣替えも時代に則して、様々な思惑と意図と関係していました。

 

 

男子校に通っていた高校生の頃、6月1日は夏服への衣替えの日でした。5月31日までは長袖の詰め襟の制服だったのが、たった一日の違いで、半袖のワイシャツに切り替わる。。当時は、半袖で通学できる開放感の喜びが、ちょっとした高揚感を与えてくれた事をうっすらと覚えています。

サラリーマンとしてIT企業に勤務していたころ、当時まだ「クールビズ」という言葉もなく、6月の衣替えまでは長袖スーツで蒸し暑くなってきた電車内で汗をかきかき通勤していました。

そもそも、5月でも暑い日はあるのに、なぜ6月になるまで半袖で通ってはいけないの?という疑問を抱かなかったことが今となっては不思議ですが、こうした季節の変化をきっかけにした半ば強制的な変化のきっかけがあることは、閉塞感を強制リセットするきっかけになり、無意識の気分転換として作用していたのではないかと感じます。

 

 

それにしても、このまま梅雨入りすると、蒸し暑さはいったいどれほどに?

うーうんざりー