ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【ODRピックアップ】20141017 仕事の対価請求も仕事のうちだ

【ODRピックアップ】20141017 仕事の請求も仕事のうちだ

 

作家、柳美里氏のブログによれば、ある雑誌への連載が休載した理由は、”何年も”原稿料が支払われていないからだと、理由が明かされています。

『創』休載の理由 - 柳美里の今日のできごと

http://blog.goo.ne.jp/yu_miri/e/5d4d7a14d483a42ec4d3ec53a1f02cc5

 

これは、一部業界ではよく聞く話。

私の友人の一人もこうした業界におり、時々似たような話を聞きます。そんな時、ちょっと厳しい言い方ではありますが、「契約書作ったか」「催促したか」と問い、”ここはそういう会社だ”と諦めにも似た不思議な庇だてを聞くと、「なぜ前例があるのに同じような取引の条件をするのか」と追い打ち質問をします。(いつも、すいません。。。つい熱くなってしまうのです。。。)

柳氏は、”何年も”振り込まれていないと記していますが、それはそれで問題あるのかとも思います。未払いの理由は、支払うほうの経済状態が悪かったからのようですが、氏のブログでは、別の作家には支払われていたとの記述もあり、こちらの人は事務的にでも、催促をしていたのかもしれません。または、柳氏は売れっ子だから、払わなくても困らないだろうと思われた可能性も高いかな。

 

先日、当社にも同じようなことが起こりました。

当社経由で受注し、パートナー会社に発注した仕事で、納品した仕組みに、不満足な点があり、支払いを猶予したいと申出がありました。ただ、先方は既に納品されたものを使用しており、支払い猶予の理由は、こんなはずじゃなかったというもので、IT開発納品物にはアリガチな話。当然、それなりに報告や対応をして、なんとか支払いをしてもらおうとしましたが、かなわず。しかし、当社は既にパートナーからの納品を受けて合格としているので、支払わない理由はありません。やむなく、当社への入金のないまま支払いを行い、当社は売掛のままにしました。ここで、「顧客を失うから黙っている」というのは、おかしいのです。仮に、当初の思惑と違う点があったとしても、納品したものは使用されており、指摘された点は随時改良していくので、まずは支払い、その後、瑕疵や不具合として、無償で修理していくのが筋。それでも済まなければ、損害賠償請求を起こすという手続になるべきでしょう。

その後、文書(メール)で、当社は委託先への支払いをしたこと、その理由、下請支払い遅延防止法のこと、現在の対応のことを説明し、実際の支払いがいつ行われるかを粛々とお伝えして、結果的にはお支払いをいただきました。

 

仕事の対価請求も仕事のうちです。