【ODRピックアップ】20150108 新しいブラウザーにはいつもワクワクするものだ
最初にインターネットの”ホームページ”を見たときは不思議なワクワクがありました。あれは1994年だったと記憶していますが、ホームページを簡単に見ることができるツールが雑誌の付録についていたCDに収録されていたのです。それは、Netscape Navigator1.0。その日から、調査研究と称したインターネット上のWebページの閲覧に明け暮れる日々は始まったのです。私だけではなく、おそらく日本中、世界中で。
その後、マイクロソフト社がリリースしたWindowsOS(95)には、無料のブラウザInternet Explorer(IE)がバンドルされ、同じ頃、先のNetscape Navigatorは有償となっていたため、ブラウザといえば、IEというくらいに普及し、2008年2月に、Netscapeは姿を消しました。同社は後継ブラウザとしてFIreFoxへの移行と薦めています。
ブラウザといえばIEという時代を迎えました。実際に当時としては使いやすかったIEは、特に1997年にWindows98に搭載されてからは急速に普及し、8割近い市場を占有しました。Windowsの普及と相まって、銀行系のオンラインサービスなどは、未だにIEが推奨ブラウザとなっているものが多いのです。
しかしこの状況は大きく変わって来ました。GoogleがリリースしたGoogle Chromeは軽くて高速に表示される性能と幅広いOS上でサポートされていること、またCMなどのウマさも相まって、かつてのネスケやIEに匹敵する普及度合いとなりました。以下は当社が分析しているとあるごく普通のサイトでのGoogle アナリスティクスの結果です。
1. Chrome (71.07%)
2. Internet Explorer (20.75%)
3. Safari (5.03%)
4. Android Browser (2.52%)
5. Firefox (0.63%)
ChromeとIEで約90%を占めています。一方OSで見てみると、約90%がWindowsなので、WindowsユーザーでもIEを使わずにChromeを使用している人が多いと言えます。
1. Windows (89.31%)
2. iOS (4.40%)
3. Android (3.14%)
4. Macintosh (2.52%)
5. Linux (0.63%)
Windowsに次いで多いのがiOSとAndroid.タブレット系あるいはiPhoneでブラウズしている人も7%おり、これらが2番目。Safari利用者が5%いるのに、Mac利用者は2.5%で意外に少ない。因にうちでは、7台中、Chromeは3台。Safariが4台。
そして2014年仕事納めの後のニュースでは、
Microsoft、Internet Explorerではない新ブラウザを開発中 - TechCrunch
との情報が出て来ました。一月早々に、Windows10のプレビュー版が公開される予定で、ここにバンドルされるSpartanはまったく新しいブラウザらしいので、新年早々ワクワク感が盛り上がります。
かつてのOSとの密接な技術的連携による強制的にOSに組み込まれていたために生じた市場占有率の高さから、独禁法違反を問われたマイクロソフト社
http://japan.cnet.com/news/biz/20405497/)でしたが、今度はオープン性に配慮しつつ、魅力的な製品を投入してくる筈!
クリスマスと年末のWindowsノートブックのセール攻勢に負けずに購入しなかったことを後悔しなくてすむようなWindows10と新ブラウザSpartanに、新年早々の期待で、今年も始まります。