ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

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【ODRピックアップ】20150323 謝罪の文化と文法

【ODRピックアップ】20150323 謝罪の文化と文法

 

台湾の支社設立して早3年。

支社長と口論が発生します。事業内容そのものではなく、ちょっとした約束の履行についてなのですが、かなりの低次元。(と思える)例えば。。。

ある業務完了時に電話あるいはメールで終了を告げるという約束(約束をするようなことではないのですが。。。)これが守られない。あるいは、1時間後前後に電話をするので(マナーモードにしないで)聴こえるようにしておいて欲しい、と頼んでいるのに、電話に出ない。後で聞けば、

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支社長「音が小さくなっていた」。
折り返しにこちらが出られなくて、再度、
私  「XX分後に電話する」
としましたが、やはり出ない。結局、
支社長「バックに入れてしまって聴こえなかった」等など。そして、
支社長「そもそも私は忙しい。電話に出なかったのは意図的ではない」。。
私  「聴こえるようにしておいてくれと頼んだではないか」。。。と、ここに書くのも恥ずかしい応酬。。。

そして、先日。
久々にゆっくりとSkypeで話し合いをしました。

支社長「あなたは、どうしていつも怒っているんだ?」
私  「あなたが謝らないからだろう?」
支社長「私は意図的ではない。従って私は悪くないのにどうして謝るか?」

と新たに口論が始まりそうになりましたが、
(ちょっと待て。これはもしかして、文化と文法の違いではないか?)
と気がつきました。

「怒っているのは原因がある。」
支社長「原因は私なのか?○◯という訳で、意図的ではない。それはわかるだろう?だから、私は悪くない。だから謝らない。」
私  「ちょっと待て。あなたは約束した。それを果たせないのは悪くないのか?」
支社長「意図的でないから悪くない。約束は条件によっては守れないこともあるだろう」
私  「もちろんだ。だが、できないことを想定はしていないし、できると思うから約束する。できないとおもうなら約束するのは不誠実ではないか」

いろいろ話しているうちに。次のような違いがあることがわかりました。

日本
(1)約束は絶対ではない
(2)"しかし"、約束を守れなかったら、まずそのことは謝罪する。
(3)その上で、理由、事情を説明し、理解を求める。

台湾
(1)約束は絶対ではない
(2)"だから"、守れなかった際は、まず理由を説明する。
(3)それで相手が納得すれば、自分は悪くない。だから謝らない。
(相手が納得せず、口論してそれで負けたら謝罪する。のだと思われます。)

支社長にもこれを説明すると、「なるほど。文化と文法の違いですね。」
と納得。明日からは理解し合えるでしょうか。。。

 

※この記事は、2012年にQUON NETに掲載したものを転載しました。

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