ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

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このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【ODRピックアップ】20150406 名は体 外務省vs国務省

【ODRピックアップ】20150406 名は体 外務省vs国務省

 

"名は体を表す"とは、「名前はその物や人の性質や実体をよく表すもの」という日本の故事。

http://kotowaza-allguide.com/na/nawataiwoarawasu.html

英語にもあります。
Names and natures do often agree
(名称と本性は大抵一致する)

 

生まれた子供に名前を付ける時には、字画数を考慮したり、両親の名前から文字をとったり、歴史上の偉人等など、いろいろな思いを込めて考えます。それもこれも、こんな子になってほしいという想いから。正に"名は体"を表すことを考えているからです。
子供への命名でわかるように、"名は体"は、名称をつけた時点での名称と実体の一致を表しているのではないでしょう。寧ろ、"名"に実"体"が近づくように、育成の意味を持っています。

組織での役職も同じような場合があります。勿論、昇進試験に合格して=実体がそれに見合うとみなされて、の場合もありますが、「私のような未熟なものが課長にしていただけるのは、"期待値"を含んでのこと、早く中身が伴うように精進します」なんていう昇進の挨拶もよく耳にしたものです。

友人から聞いた話ですが、風俗店の店長さんが従業員の士気を高めようと、定例の「意見交換会」を開催しましたが、イマイチ盛り上がらない。そこで、会議の名称を、「マジ(真実)会」に改称したところ、活発な意見が出て、士気も高まったとのこと。会議の名称が、実体を導いた例でしょう。

  *   *   *

ところで。
最近の外交問題は、いろいろとややこしく、微妙なものが多くなっています。
国家の外交=つまり外国との交渉、関係を扱う政府機関の名称は、日本の外務省のホームページから調べると、以下のようになっています。


参考:外務省ホームページ 各国地域情勢 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html

<国名> <省名>

日本 外務省
英国 外務省 (Foreign and Commonwealth Office of the United Kingdom)
韓国 韓国外交通商部
フランス 外務省(Minister of Foreign Affairs of the French Republic)
アルゼンチン 外務・国際通商( Minister of Foreign Affairs, International Trade and Worship)
オーストラリア 外務省(Minister for Foreign Affairs)
スイス 外務省
カナダ 外務省
シンガポール 外務省(Minister for Foreign Affairs)

中国 中国外交部長
イスラエル 外務省
ロシア 外務省
イタリア 外務省

当たり前のように、ほぼ各国とも"外務"あるいは"外交"(中国と韓国)を名称に含んでいます。文字通り外国との交渉を行なうのですから当然の名付けだと思います。いや、思っていました。

ところが。

米国には、外務あるいは外交を含んだ部署が見あたらないのです。
日米外相会談の記録には、「玄葉外務大臣は,クリントン国務長官との間で日米外相会談を行った」とあります。ということは、国務長官外務大臣と相対する立場であるという事。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_gemba/usa1112/fm_meeting.html

米国の外交窓口は、国務省 Department of Statesということです。
前述の殆どの国が、外交は外務という位置づけですが、米国だけは国務の一貫として行なっている?

名は体。
外交をどのように行なうかを、その窓口機関の名称に込めるとしたら、外国との交渉や事務、手続きなどを行なう省とするのが外務省。
自国の国務の一貫として、外国とどのように交渉するかあるいは外国をどのように処するか、と考えるのが国務省
もちろん、名前じゃない!やっていることは同じだ!と思われますが、"名は体"の故事をあてはめると、主導性の違いが出てくるようにも思います。我が国は、外交といっているモノも、国務の一貫で行なえているでしょうか。

  *   *   *

私の名前は、”栄一郎”ですが、命名の時に両親が考えていたところ、祖父が巻物のような紙に100くらいの候補を持って来て、そこから名付けざるを得ない状況になったそうです。ところが、候補を見ると、権ざ衛門、杉作、文の信、為悟郎等など、当時でも「これをつけたら可哀想」という候補ばかり。かろうじて、これならという1個が"栄一郎"。

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名は体。

ただ、

「権ざ衛門も、捨てがたい。。。」

と、この年になると思えますww