ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【ODRピックアップ】20150617 消費者庁インターネット消費者取引連絡会

【ODRピックアップ】20150617 消費者庁インターネット消費者取引連絡会

2015年6月12日 消費者庁にて、弊社取引先のトレードセーフ社(http://www.tradesafe.co.jp/) が、最近問題化している「なりすましサイト」について発表することになり、私も傍聴人として出席することになりました。

インターネット消費者取引連絡会 | 消費者庁

「新たなサービスやビジネスモデルの動向、相談事例からうかがえる消費者トラブルの傾向など、インターネット取引を巡る最近の課題について情報を共有し、対策について議論を深める。それらを基に各参加主体が消費者トラブルの発生・拡大の防止に向けて取り組むべき課題」

を解決していくためのきっかけになることを目的としているとあります。

これまでも17回に渡り会合を重ねており、出会い系サイト、ゲーム問題、サイバー犯罪、各決済会社のサービスや対応、海外との電子商取引などの状況を共有し問題提起をしてきています。

今回は18回目となり、テーマは前述の「なりすましサイト」

「なりすましサイト」とは、人気のあるブランド品などのメーカーの正規サイトや、正式な代理店を装ったサイトですが、最近では、そうした正規のサイトや代理店のショッピングサイトのデータをそのまま、まるごとコピーしてしまって、正にホンモノになりすまして、消費者を騙すサイトが増えています。所謂”パクリ”サイトです。

ブランド名または商品名+”激安”という言葉で検索すると、「50%以上がパクリサイトを始めとする”怪しい”サイト」との情報も別の出席企業から発表されました。試しに検索してみると、

ルイヴィトン、財布、激安

検索結果の1件目は、楽天のサイトでしたが、2位以下はどうやら、怪しいサイトの可能性が高いです。サイトに入ってみると、写真や文章はかなりキチンとしています。少し前だと、おかしな表現の日本語が目につきましたが、今ではそうした不備は見当たりません。

ただし、特商法に準じた表示のページはなく、個人情報保護方針のページを見ると

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サンプルの文章がそのまま掲載されていました。配送がEMSのみとなっていることから、海外の事業者あるいは個人が運営していることが推測されます。

 

 

傾向として、クレジットカードが使える場合はニセモノが届くケースが多く、返品を要求されるとのらりくらりと対応を引き延ばし、やがて連絡がとれなくなる場合が多いようです。

また、現行振込の場合は、何も届かず、サイトも暫くすると消えてしまい、口座を凍結依頼できたとしても残高はないので結局お金は取り戻せないということです。検索したサイトでは、銀行振込しか受け付けていませんでした。

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連絡会では、情報共有と質問および各社が試みている防止策なども意見交換されましたが、決定打はなくいたちごっこが続いてしまっています。

結局、SSL認証などできる限りのシステム的な対応に加えて、ニセモノを買わないように、消費者が自覚することが現時点での対策になるのでしょう。