ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

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このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【ODRピックアップ】20150721 イスラエルの友人に教わった

【ODRピックアップ】20150721 イスラエルの友人に教わった

 

イスラエル人(ユダヤ人)の友人と数年ぶりの会食でした。彼は、私がイスラエルに通いつめたころの提携先のスタッフで、一緒に現地の会社を廻ってくれたパートナーです。
先日、偶然にも山手線のホームで遭遇し、驚きと喜びのハグ!その後、facebookやLinkedinで状況を確認し合い、再会の乾杯!となったわけです。

一通りのお互いの近況、共通の友人の消息、仕事のこと、子供のこと、そして、お決まりのアホな話と、ちょっとアブナい夜の街の話などを肴に盛り上がったあたりで、店内のTVでCNNニュースが日本の安全保障法案について触れていました。そして政治の話、防衛の話しに。

 

同国では、女性も含め徴兵されます。(18歳からの一番美しい時期を軍隊で過ごすのは、もったいない!!)当然ながら、我々一般人では計り知れない本当の意味での戦略や戦術は、命をかけた実体験を元にしたものです。危険な体験や、恋愛の話などもあり、いつも興味深く聴かせてもらうのですが、アブナい話以上に面白いのが、「戦略」の話なのです。

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イスラエル軍の戦車の専門家の戦略の話し。

「陸上の軍備である戦車を配備するとき、戦車でいかに戦うかを考えたのではいけない。戦車で戦っていることを想像しただけで、もう負け。なぜならそれは相手が自分の陣地側に攻め入っている状態だからだ。優れた戦略では、そうは考えないで、相手の陣地で食い止めることを考えるのだ。」

百戦錬磨のイスラエル兵ですから、「いかに戦って勝つか」に長けているのかと思っていましたが、これは、つまり、

「相手に攻撃しようと思わせない」こと、つまり「戦わないこと」を意味

しています。

そうするには、まず軍備はしますし、改良もしますが、それ以上に、情報戦が重要で、「攻めても得はない」と思わせる

ための、スパイ戦も含めてあらゆる手段をとるのだと。もっとも一番重要な情報は恐らく聴かせてもらえていないのだろうと思いますが、「なるほど」と目から鱗。

洗練された防衛とは自分の陣地で守るのではなく、相手をある領域から出さないこと

 

イスラエルは、過去大きくは2回の民族迫害を受けてきた。最初はエジプト。モーゼの十戒にある紅海を渡って逃げて来たシーンで有名なやつ。2度目はナチスによる民族迫害。アウシュビッツは知っているだろ?国家として無防備ならそうなる。だから防衛する。」

 

法も防衛なのです。
起こった事に対して対処する法律、起こる前に問題が発生しないようにする規制、問題を起こすような状態に近づけない規則。国際法では、各国に主権があります。戦争やジェノサイド、奴隷売買、海賊などは違法化されていますが、原則的に、”同意が拘束する”だけ。それでも問題は生じるし、国連の決議でも拒否権で阻まれれば手も足も出ない。。。じゃ困るので、認められている他の権利を行使することになります。

 

と、そうこう思案していると、南沙諸島の中国とフィリピンの軋轢のニュースに変わりました。 海上の領海問題が存在する海域の島です。日本の尖閣諸島といい、"境界 Threshold"の問題が頻繁に起きる時代になってきた感じです。