【ODRピックアップ】20150822 ワンマンよりバンド2008-2015
大学生時代。長女はダンスに打ち込み、数百人規模の出演者のダンスイベントを仕切り多くの仲間に囲まれていました。次女はバンドに打ち込みこれまた数十人のサークルを仕切りそれぞれ私にはできなかった学生生活を送れたと思います。
1人でやる楽しみも勿論ありますが、あとから思い出すと大勢の仲間がいるほうがいい。ビジネスでもそうです。SONYのWALKMANはなぜ大成功したのか?という問いに対して、「あ!あれ?あれはオレがやったんだ」という人がものすごい人数いるそうです。そうした多くの人を主体者として巻き込んだことが結果的にアイデアや推進力を産み、一段高い成果点まで持ち上げて行くのだと思います。
それでも、一人でもすごい高みに行ける人もいる。
例えば、日本人でなら山下達郎。彼はほとんどの楽器を自分で1人でこなし、多重録音の技術を駆使して、高品質の作品を作り上げています。実際に彼のコンサートでは、アカペラで歌われたハーモニーがよく使われます。
海外では、数年前に、youtubeで発見したキッチンで1人で演奏しながらリアルタイムに録音しながら作品を 作り上げていく驚くようなミュージシャンがいました。彼女はひところ、 台所ワンウーマンバンドとして有名になりました。
Theresa Andersson。彼女の演奏は非常にプリミティブで、 手作り感満載。 バンドをやったことがある人間ならとても親しみやすく憧れるものでした。
時を隔てて2015年。 これまた自室でたった1人で演奏し録音する次世代ワンバンド? が登場しています。Rachel Claudio。
彼女の演奏は 今風に洗練され、ニューヨークなどの大都会を思わせる雰囲気を作り出します。 後ろに見える観葉植物満載の部屋で録音されたとは到底思えない出来映えです。
2人の最近の映像を見ていると いつの間にかバンドに囲まれて楽しそうにしている動画が多く出ています。 そう。 やっぱり1人でやるより大勢に囲まれて何かを成し遂げる方が楽しいのではないでしょうか。
ビジネスで独立して8年が経ちましたが、もちろん複数の仲間に囲まれて助け合いながら仕事をしていますが、たくさんの人間で何かを成し遂げる場面は少なくなってしまいました。 今の状況には満足していますがそれが少し寂しいことです。
私には、ワンマンよりやっぱりバンドが良いのかもしれません。