【ODRピックアップ】20151028 ペーパーレス、キャッシュレス、カードレス
ニューヨークのチケット販売SeetGeakはついに「ペーパーレスが主流になり85%がペーパーレスで販売」されているそうです。
そういえば、確かに、今年の6月にニューヨークでロックフェラーセンターの「トップオブロックス」に登ったとき、ホテルからネットで予約して、スマホに保存されたチケットデータをスキャンしてもらって入りました。入れるまでは、心配でしたが、画面をかざして、ピッとスキャンし、「Enjoy!」と言われて、改めてペーパーレスになっていることを実感しました。
ただし若干不安もなくはない。表示できなくなったらどうするのか。一日遊んでスマホの電池がなくなったらどうしよう。。。実は、スキャンする際に、反射によって読めなかったので、しばし、読み取りをチャレンジしてもらったのです。次の人が後ろにつかえてしまったので、「ちょっとこっちで待ってて」と言われたときは、(あーやな予感)と思いましたが、すぐに、反射しない角度からスキャン成功という顛末もあったからです。
既に、クレジットカードやプリペイドカードでキャッシュを使わなくなりつつあることは誰もが実感していることです。
実際、財布に小銭がなくなりつつあります。いつか使うから、小銭を持ち歩くのではなく、小銭は貯金箱へいれてしまう(あとで銀行に持っていこう)そして財布にはICチップのついたカードの厚みが増していく。
さらには、カードレス時代。これらのカードもなくなりつつあります。
ハウステンボスの試みは、入り口で指紋登録、現金をチャージ。換金レートは、円ー>”テンボス”通貨は、5%増額、テンボスー>円の場合は、増額分を手数料として差し引く方式。”テンボス”が使える店では、指紋読み取りのできるタブレットを設置するようになるそうです。
XXレスになること。
それは、XXそのものに執着しなくなることでしょう。
紙があるから、紙をキチンと管理し維持する必要があり、紙に拘ってしまう。
キャッシュ現金があるから、現金をそばにおいておきたくなり、現金を追い求める。
カードがあるから。。。
そもそも、ペーパーも、キャッシュも、カードも、何かを買う、等価交換するための手段に過ぎないのですから、それ自体を追い求めるようになることが間違い。手段を集める維持することが目的になってしまうと、そこに様々な不都合が生じるのですから、”レス”になることは、目的を直接認識することになるのです。