ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

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このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【ODRピックアップ】20151217 別姓違憲だがちょっと考えた

【ODRピックアップ】20151217 別姓違憲だがちょっと考えた

 

中国に出張中の日、日本では違憲訴訟判決が出ていました。一つは、女性の再婚禁止期間について。こちらは、原告勝訴で違憲判断が出ています。これはよしと思われます。もう一つの、夫婦別姓を認めない法律は違憲ではないかという件。こちらは、以前にも当ブログに書いていますが、

 

【ODRピックアップ】20151110 夫婦別姓やらLGBTやら - ODR Pickups/

 

身近な友人にも別姓を実行している人たちがいて、その理由は、1)仕事やアイデンティティ的な問題で姓を変えたくない、場合と、2)”家”=姓を絶やしたくないという場合などがあります。個人的には別姓に「賛成」しているのですが、それはそれとして、関連する別の課題(的)なことに気がつきました。

ここ中国では、99%別姓だそうです。だから、親がいて、夫婦がいて、子供がいると、一家には、最大3つの姓が存在します。おじいちゃんとおばあちゃんの姓で2つ。その子供である夫婦の奥様側の姓が1つで合計3つ。ここで、子供の姓がどうなるかと聞いてみると、「父親の姓になる」ことが、これまたほとんどだそうです。ふむ。。。

 

あれ?

 

となるとですよ。先の事例で、おばあさんがなくなると、おばあさんの姓は一族には引き継がれません。夫婦の奥様姓も、こどもには引き継がれないので、奥様が亡くなるとこれも、途絶えるかもしれません。

つまり、結局、女性の姓は結婚したときには、姓がありますが、1世代あとには、なくなってしまうということです。

 

前述の別姓賛成派の理由のなかで、1)の個人として、姓を変えないで別姓を選ぶという権利は果たされるのですが、2)の家系、”家”、姓を絶やしたくないという理由は、単に、先延ばしされるだけのようにも考えられます。

 

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国連では、”女子差別”という切り口で勧告意見が出ているそうですが、この姓の選択は、実は結婚のときだけではなくて、子供があるタイミングで、どちらの親の姓を名乗るのかを選択するという問題でもあるのではないでしょうか。

 

子供にとって親が別姓なのは問題の本質ではなくて、親がその親に明確にまたは言外にいわれてきた 家を絶やさないでくれ というプレッシャーに向き合うことを子に押し付けることになってしまうからと、自分の問題として実感しています。