ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【ODRピックアップ】 20160107 私を見て!でも干渉はしないで。。

【ODRピックアップ】 20160107 私を見て!でも干渉はしないで。。

 

友人はTwitterをやめたそうです。

理由は、ストーキングされている(らしい)こと。相手は仕事関係者。

 

友人の話しによれば、
『つい先日まで、Twitterにつぶやくと

「あ、今XXなんですね。いったことがあります。」から始まって、
「近くにいますよ」
「お茶でもいかがですか?」

 

といちいち反応してくる。最初は反応して失礼のないように返信をしていたが、あまりに頻繁なので、時間もなく、面倒臭さもあって、段々と返信が滞った。すると、

「あ、私の(業務連絡の)メールに返信してください。」
Twitterするのに仕事の返信はないのですか?」

とくるようになった。

流石に仕事メール返信は失礼だったなと自覚して、そちらを優先して返信するようにして、業務中のつぶやきは控えたところ、ダイレクトメッセージが来るようになった。

「最近つぶやいてませんね。隠れて個別にメールしているのですか?」

これを無視して、通常の電子メールだけで返信するようにしたところ、メールヘッダより

「あ!今はXXなんですね?」
「ご自宅ですね」
「あれ?XXからですね?もしかして○○さんのところですか?」

と、完全に位置情報ストーキングになってしまった。お陰でいつも見張られている感がつきまとっている。』

ということです。

 

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結局、現在はTwitterを非公開にして、他のSNSへのアクセスも控え、なんとか心の平静を保っているとのことですが、デジタル化とネットワーク化、クラウド化の進展は、こうしたストーキングされる、できる状態を、誰にでも提供することになりました。ちょっと知識を得れば、友人がされたようなストーカー行為は、誰でもできてしまうので。そして、それ以上に。。。

Webでは、利用者がいつインターネットに接続して、どのページを閲覧し、どれくらいそこにとどまり、更にどのリンクを辿ってページを移動し、どんなキーワードでどんな頻度で検索しているかを記録することが可能です。そして、Webの提供者はそうして蓄積した情報をもとに、興味がありそうな広告や、情報を利用者の画面に表示されることも、技術的には可能です。あなたが「車を買いかえる時期だなぁ」と思って、検索すると数日後には、最新のハイブリッドカーの広告が画面に表示され、"温泉"を検索した週末には、箱根の旅行パッケージがさりげなく表示されています。

 

米国のFTCは、2010年12月に、"Do Not Track" という考え方のWebシステムへの採用を提案しました。
「Webシステムが消費者の追跡を行うことを,消費者が設定で止めることができるようにすることで,オンラインの消費者プライバシーを保護するもの」です。

米FTCが"Do Not Track"のモバイル適用を提案 : Cartan's Blog


利用者がWebの利用時に希望すれば、位置情報やアクセスの傾向などを送信しなくなるので、パーソナライズされた広告が出なくなるというもの。現在は、それぞれのブラウザの設定で、アクセス行動を記録させない設定に自分で設定変更する機能が一般的になりつつあります。


  *   *   *

TwitterとかSNSなんてやめれば?」と私。
「いやぁ〜書いていて反応があるとうれしい」と友人。

明るく積極的で人付き合いのよい友人曰く。
「結局仕事があるので言いたいことを言いたいように言えてないんだ。SNSなどで書くことは、ある程度本音。毒も吐く。そして、それを"わかってくれる誰か"に、見ていて欲しい。それだけで楽な気持ちになる。」

「ふうむ。でも、干渉されることは仕方ないんじゃないか?」
「いや!そこは、放っておいて欲しい。」

「ルイス・ブランダイスとサミュエル・ウォーレン Louis Brandeis(1856-1941)アメリカの法律家、合衆国最高裁判事。Samuel Warren(1852-1910)、アメリカの法律家。1890年、ふたりの手による論文によって「プライバシー」が個人の権利と見なされることとなった。当時過熱していた新聞、雑誌のゴシップ報道から、個人の権利を擁護するために書かれ、プライバシーとは「放っておかれる権利(Right to be alone)」であると主張した。」 

Wired記事 「ソーシャルという罠」より引用。

wired.jp

 


つまりは、見て欲しいけど干渉しないで欲しいということ。
論理的じゃないけど、理解できるような気もします。
無関心には心を痛めるが、干渉されると煩がる。

思春期の青年のような心理はストーカーされることとウラハラです。