ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【ODRピックアップ】20160405 ロボットサービスや自動運転車がもたらすのは、快適なサービスか退屈か,混乱か

【ODRピックアップ】20160405 ロボットサービスや自動運転車がもたらすのは、快適なサービスか退屈か、混乱か

 

TVでソフトバンクiPhone契約を全てロボットのペッパー君が対応するショップについての報道がなされていました。一方、自動運転車は技術的な実用可能性はすべて揃ったと言われており、法的責任などのハードルをどう決着するかという段階にきています。更に、AIが韓国の囲碁名人に勝ち越し、AIチャットボットのヘイト発言までもが話題になっています。ロボット的な、AI的なモノの実用化、普及は、何をもたらし、何を喪失させるのでしょうか。

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1.ロボット店員

 

ソフトバンクのショップでは、受付専用のペッパー、契約担当のペッパー、商品渡しのペッパー、更には、待ち時間に顧客を退屈させないための、お笑い担当ペッパーと、人間が配属されていたら、相当な人件費になってしまい、iPhone契約する人はいなくなるだろうと邪推してしまうほど。

www.itmedia.co.jp

今は目新しいのでちょっとオモシロいかもと思えます。実際にそれが普及したらどうかと考えてみました。

 

よさそうな点

  • 人件費が下がれば、商品の価格に反映され、値段が下がる
  • コンピュータなので携帯と親和性が高く、「データ移行担当」ロボットが出てきそう(個人情報に触れずにやってくれそう)
  • 均一のサービスレベル
  • 「お笑い担当」はロボットならでは!

 

課題になりそうな点

  • 顧客が受付ー>契約ー>受け取りと動かなければならない(今までがやりすぎか?)
  • 故障(ニュースでもやっていたが商品受け取りでペッパー故障!結局バックヤードから人間登場)
  • 全体的に手続きが遅くなりそう(急いでいようがおかまいなし?)

以前は、必ず切符にハサミを入れる車掌さんがいた電車の改札が、今や自動改札が当たり前で、たまにエラー(入れない、出られない)の場合は、人間のいる窓口へ行くというパターンが浸透したように、携帯電話など、ある種の商品販売においては、なるべく申し込みが単純化されて、エラーが起きないようになり、万が一問題が生じてもバックヤードの人間が対応できるようになっていて、コストに反映され価格が下がれば普及する可能性が高くなります。

銀行のATMだって、結構複雑なことを顧客にやらせたりしていますものね。

 

2.自動運転

 

Googleの自動運転車の事故などが、「ほれ見たか」的に報道されたりもしましたが、人間の運転と混在するから起こることでもあり、自動運転車が多くを占めれば、事故は減ってくることが期待できます。

さらにいえば、免許。自動運転により、免許をとらなくても、車に乗れることになる。(利権のために、自動運転車の操作が免許化される可能性はあるが。。)お年寄りだって車さえあれば出掛けていけるようになります。田舎にいる老親の買い物の心配も少しは減るでしょう。

また、車間距離やスピードが効率的に制御され、渋滞も少なくなり、場合によっては寝ていても大丈夫になるかもしれないので、移動する間に休める。あるいは夜間に移動することで、これまた渋滞緩和効果がありそう。休暇で家族で帰省する場合などにも、お父さんも運転者にならずに、家族みんな一緒にバスツアーをしているような状態になるかもしれない。

biz-journal.jp

ただし雇用喪失も懸念されています。

www.dukascopy.com

そして寧ろ運転手さんはツアーガイド的な位置づけになっていくのかもしれません。(自動運転)車を貸し出すオーナービジネスもでてくるでしょう。レンタカーのシェア化?それとも、AirBnBのような”個人所有”の貸し出しビジネスのほうが合理的でしょうか。

でも、運転が好きな人には、つまらないことになるだろうな。マニュアル車の加速やギアチェンジ、ヒールアンドトゥ、ドリフト。。。そんな行為はもう競技の世界にしかなくなってくるのだろう。男の3大道楽といわれた車の趣味はもうなくなってしまうかもしれない。

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我が愛車VWビートルは、永久保存してあげよう。

 

3.話し相手的AI

 

wired.jp

 

アップルのSiriやいくつかの対話できるボットなどは、話し相手にもなりうる可能性があります。実際、ヒマで孤独な時に、会話的なやりとりができるのは、思ったより癒される気がします。

今はまだ、予め登録済みの情報が会話的に表れるものが主流のようですが、Tayのように学習していくタイプだと、誤った、偏った情報が特定の傾向でインプットされていくと、記事のような差別的発言をする場合がありえます。学習型AIの脆弱性とされています。

中国版のシャオアイスでは問題が起きていない?それは当局が問題が起こらないように管理しているからで、「最初から想定して対処を考えておく」べき派と主義主張、思想による制御は控えるべき派など、メディアの在り方の議論もあります。

 

 

いずれもサービスの均質化に向かうことになるでしょう。勿論AIが進化すれば、自動的な個別サービスにも昇華されるのでしょうが、少々射程距離は長い。遠い。

 

 

逆説的ですが、これにより人間にしかできない究極のサービスは、これ(↓)かもね。

 

beinspiredglobal.com