半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【ODRピックアップ/半蔵門ビジネストーク】20160928 暗証番号かサインいらんの?

【ODRピックアップ/半蔵門ビジネストーク】20160928 暗証番号かサインいらんの?

 

最寄り駅隣接の東急ストアは23時までの営業で便利なのですが、最近25時(深夜1時)までに延長され、終電でも仕事の帰りに買い物ができるようになり助かっています。ただし、流石に生鮮食品系は夕方に値下げシールが貼られるくらいですから、閉店間際にはほぼ残っていませんが。

大抵は、スーパーでも買い物は現金だったのですが、持ち合わせがなかったので、クレジットカードを使いました。カードを通して支払終了。以上。

 

あれ?

驚いたことにここではサインも暗証番号も不要。

 

便利なのですが、すぐに浮かぶ気になることは、不正利用対策がどうなっているのか。

 

cards.hateblo.jp

「サインレス決済」というこの方式では、スーパー、コンビニなど、スピードを重視している業態だけで通用しています。ここでの不正使用対策は、金額の上限を設け、防犯カメラが設置され、また換金しにくい日用品を中心に扱っていることを前提に、クレジットカードの不正使用に対する盗難保険が適用されています。保険会社は、こうした店内対策により使用されるリスクを小さくして、万が一の場合にも、追跡可能なことを条件にしています。ガソリンスタンドなどのサインレスも同様の理由です。

 

クレジットカードの方式は、磁気ストライプで始まり、ICカード方式に移行しつつあります。

news.livedoor.com

磁気ストライプ方式はサインでの認証、ICカード方式は暗証番号での認証ですが、セキュリティ的には、一長一短。前者は、スキミングによる偽造カード(+偽造サイン)により不正使用の可能性が拭いきれません。ICカードは偽造カードは防止されますが、盗難され暗証番号が盗まれれば不正使用ができてしまい、しかも、その場合は番号監督の不行となり、盗難保険の対象とならないのです。

 

私が会社用に使用しているアメリカンエクスプレスカードは、未だにサインが主体です。暗証番号も入っていますが、大抵の店ではサインとなります。これは、アメックス自体が高級感を売りにしていること、サインにより盗難保証対象になるからということと、やはり発祥もとのアメリカでは、サインは重要な認証方法の伝統があるからです。

 

ところで、台湾などアジア圏では、アメックスは使えないことが多いです。これは、お店側の手数料が高いから。アメックスとしても、会費や手数料が払える信頼の置けるところということがブランドの一部だからです。だからVISAやMasterなども持っていないとちと困ります。

 

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スーパーやコンビニのクレジットカードサインレス利用は確かに便利です。

便利ですが、ついついそれで安易に購入してしまうという歯止めが利かなくなりそう。

古いヤツだとお思いでしょうが、やっぱりカードは、サインという消費ハードルを設けておいたほうがいいかな。