ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

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このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【ともか’s ピックアップ】20161104「社会人」という言葉の意味

【ともか’s ピックアップ】20161104「社会人」という言葉の意味

 

よく耳にする「社会人」という単語。そもそも「社会人」とは何なのでしょうか?

Wikipedia によると、

「社会に参加し、その中で自身の役割を担い生きる人のことである。」

らしいです。

これでいくと、会社員だろうが、フリーター・アルバイトだろうかという点は関係ないように思えますね。

「社会人」という言葉は非常に日本社会的な言葉だと考えられます。英語で訳そうとしてもこの単語に見合う言葉は思い浮かびません。

 

わたしは、フリーターとして「社会人」をしていますが、最近疑問に思うのは社員とアルバイトの差についてです。

物理的な差でいうと、まず給与。社会保険。福利厚生。フリーターには、このような保障がほとんど付いてきません。また時給性ということもあり、給与は低いことが挙げられます。

今回話したいのは、もっと内面的な差、についてです。

 

よく耳にするのは、「アルバイトは責任を追わなくて済む」、「アルバイトなら会社側の利益を気にしなくてもよい」そんな言葉です。

たしかに、学生アルバイトでしたら、そもそもそんなに会社のことを考えて働いている人は少ないと思います。学生時代に、自分の遊ぶ分のお金が稼げればいいわけですから。

 

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しかし、学生ではなくなってもフリーターとして働いていると、「フリーターとしての自分」について考えざるを得ません。

ひとつは、接客業においての社員とアルバイトの差、です。

 

接客というひとつの焦点にしぼった場合、お客さんからしたら社員だろうがアルバイトだろうが関係ない訳です。そこのお店のスタッフである以上、お客さんはどのスタッフにも同等にクオリティを求めます。そこでアルバイトだから仕方ないという言い訳は通用しないわけです。

 

もうひとつは、会社の一員であるということにおいての社員とアルバイトの差です。アルバイトという立場は、果たして「会社の人間」なのでしょうか?会社員として会社の保障に守られている限り、会社の利益を考えることは当たり前です。しかし、アルバイトはどうでしょう?たしかに、その現場がうまく回るよう、仕事がはやく終わるように改善策を考えることはアルバイトにとっても義務かもしれませんが、会社の利益を考えることはアルバイトの義務でしょうか?

現に、わたしがアルバイトをしている会社では、「会社の売り上げをあげるために考えろ」、「経理と話し合って給与を相談しろ」、アルバイトの通常業務以上の働きをしても「自分のした付加の仕事が大変だった、ということは言い訳にはならない。余分の給与は出ない」などの発言がわたしには飛んできます。

わたしには、「ここまでわたしがする必要があるのか」、「割に合わない」、「わたしには関係ない」という言葉が頭に浮かんできます。

 

会社の一員でないアルバイトが働いているのは、その現場への愛着やメンバーへの愛着、自分の生活のため、いくつか挙げられますが、会社のためではないのです。これが、「アルバイトには会社への責任がない」という言葉の意味なのでしょう。

しかし、何も考えず学生時代のように、自分の資金集めのために何も考えず働いていると、自分の社会にとっての存在意義はなんだろう?と疑問が浮かんできます。その疑問をどうにか解消しようと、自分がこの会社に与えられる利益を探し始めます。ここで、忘れてはいけないのは、この努力は会社から与えられている義務ではなく、あくまで自分が「社会人」として存在するためということです。

 

 

ではなぜ一般的に人は社員になりたがるのか?

給与がいいから、社会保険に入れるから、その他物理的な理由はもちろんです。それに加え、見合った給与と会社からの謝礼で、自分の存在意義を会社側から明示してもらいたいから、ではないでしょうか?

自分の努力と会社からの「お返し」がイコールになるのが、社員になることの利点だと考えられます。

 

日本の社会で生き残って行くためには、会社員になることがマストのようになっていますが、フリーター・アルバイトを経験し、このように社員になることの利点を改めて考えて理解するのも必要であることは否めないのではないでしょうか。。

 

【ゲストライター】

www.odr-room.net