【お題】20170317 真っ赤なケンタッキー
最初に手にした携帯はケンタッキーフライドチキンの何かに応募すると抽選であたる真っ赤な携帯電話だった。もしかすると全員にあたったのかもしれない。液晶画面はテキスト4行くらいの表示領域。メールは送受信できるが外部メールを参照することはできないので、こっそりの会社のシステムに転送マクロを入れて会社の仕事のメールを全て転送していた。ゆるい時代だった。いやまだ大きなリスクなどなかったとも言えるだろう。当時は長女も次女も小学生。家族でも初めての携帯で、メールが転送されてくることも頻繁だったので家族旅行にいっても運転中にピーピーとなるので訝しげな視線。といっても浮気や何かを疑われる時代でもなく単にうるさいのと運転気をつけてよということだっただろう。それでも、メールが転送されてくると会社を休んでも必要とされている感で休暇中も充実していたように思い出される。実際はトラブルの時だけ必要とされていたに過ぎ無いのはよく考えればわかる。携帯を持っている人はまだまだ少なくてかかってくる電話も少なかった。かけたいときにかけられるメリットが大きかった時代だった。
今では、家族もみんなスマホ持ち。食事中にいじるなとか運転中にみるなとか注意するのは私の役目だ。なにせ私にはほとんど電話はかかってこない。LINEメッセージもほとんどない。家族といるときはLINEはないから私だけが手持ち無沙汰になる。便利なツールにもうとくなる。
真っ赤なケンタッキー携帯が懐かしいのは、家族で一番ハイテクでいられたからだったかもしれない。
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今週のお題 おもいでのケータイ
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