ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【半蔵門ビジネストーク】 20170525 本音と建前、面従腹背とdouble standard

【半蔵門ビジネストーク】 20170525 本音と建前、面従腹背とdouble standard

 

日本人には、本音と建前があるといわれてきました。これは日本特有のような言われ方をしてきましたが、double standardという英語もあり、面従腹背(めんじゅうふくはい)というのも似たようなニュアンスじゃないか。。。と思っています。

 

が。。。

 

ウソはいかん

diamond.jp

 

上述のクジラの判決で、調査に必要と宣言していたのに、それらの種類を採っていないし、頭数も足りないのでは、調査捕鯨であるという主張も通りにくいでしょう。また、調査捕鯨は調査目的(建前)である一方、肉の供給に欠かせない(本音?)との証言があり敗訴してしまいました。建前はウソで本音が隠されていると判断されたということ。

本音と建前はあってもいいのでしょうが、本音が表面化してしまって建前が嘘になってしまうのは問題です。そうなった場合に「話し合いは円満に終わらせて、あとは理由をつけて捻じ曲げていく」というのもよくないと感じます。この発想で、国際舞台で主張していくと矛盾が生じて破綻しがちです。

 

面従腹背は、表面上従ってみせるが内心は違うということ、つまりは従うようにみせて内面的には心から従っているわけではなく、内心で背いている状態です。ただし、内心は表面には出て来ていないので、嘘をついているわけではないということでしょう。故にこれは許容されるのかと理解しています。

  

二重基準はウソじゃない?

Double standardは二重基準。状況や条件で基準を使い分けること。例えば、マニュアル通りにやれと指示しておいて、あるときは臨機応変にやれという場合や、政治的な話としては、核は持つなというのに自分は保有するという場合など。前者は、現実には、マニュアルに沿ってやるようにしつつ、そこに記載がない場合には、”マニュアルにないからやれない”では困るので臨機応変に実施せよということを意味しています。後者の例では、核保有は世界秩序のため限られた国だけが保有して、後発の国は秩序維持のためには、核をもつべきでないということ。

でも、場合に応じたStandardなので、矛盾はしているものの、いずれもウソはついていないということです。

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世界は、そんなに単純なものではない

 

そもそももはや世の中は、世界は、そんなに単純なものではありません。右にいるから右なのであって、自分の右に誰かがいれば、そちらからみれば自分は左になるように、一側面からの基準だけで説明がついて統制できるようなものではないでしょう。内在的にはあらゆる事象が二重基準になってしまう可能性を持っています。

問題は開き直ってウソになってしまうこと。建前がウソになり、面従がウソになり、ダブスタの一方がウソを言い放ってしまうことは、関係の崩壊に繋がります。

 

「ダブスタ」

という発明をうまく使いこなしていくしたたかさを身につけたいものです。