【半蔵門ビジネストーク】20171220 地道な外交
政府間交渉と言えば華やかな外交の舞台。。。外務大臣の専用機調達要望のニュースがそういうニュアンスで報道されているのを聞くとますます。。。と、なんとなく思うが、地道に目立たず継続的に行なわれている。
日・スウェーデン社会保障協定(仮称)第3回交渉の開催 | 外務省
日・スウェーデン両国からそれぞれ相手国に派遣される被用者等については,日・スウェーデン双方の社会保障制度への加入が義務付けられているため,社会保険料の二重払い等の問題を解消するための、日・スウェーデン社会保障協定(仮称)
社会保障協定は、リンク先の各国とは既に締結され、二重払いにならないように回避されている。
- 協定相手国別の注意事項(ドイツ)
- 協定相手国別の注意事項(イギリス)
- 協定相手国別の注意事項(韓国)
- 協定相手国別の注意事項(アメリカ)
- 協定相手国別の注意事項(ベルギー)
- 協定相手国別の注意事項(フランス)
- 協定相手国別の注意事項(カナダ)
- 協定相手国別の注意事項(オーストラリア)
- 協定相手国別の注意事項(オランダ)
- 協定相手国別の注意事項(チェコ)
- 協定相手国別の注意事項(スペイン)
- 協定相手国別の注意事項(アイルランド)
- 協定相手国別の注意事項(ブラジル)
- 協定相手国別の注意事項(スイス)
- 協定相手国別の注意事項(ハンガリー)
- 協定相手国別の注意事項(インド)
- 協定相手国別の注意事項(ルクセンブルク)
- 協定相手国別の注意事項(イタリア)
まだなお、主要国でも締結されていない場合がある。その一つがスウェーデンである。
協定が発効していれば、期間によって日本の社会保障のままの場合または相手国の制度に加盟するようになっているが、協定が発効していない場合は、両方に加盟しなければならず、個人の負担が大きくなってしまう。
注意事項を見ると、海上航行船舶の乗組員の扱いは共通して設けられているが、その他の項目は少しずつ異なっている。随行家族の扱いの規定があったりなかったり、アメリカやカナダには加盟するためには日本で6ヶ月以上年金に加盟していないといけないというルールがある。
こうした協定が発効していない国との人材交流は個人の負担になる場合もあり、人口減少傾向の日本としては、戦略的に締結していくべきだろう。
もう一つは、外交関係の報道の書きぶりが非常に確実な事実のみを、あまり修飾しないで書かざるを得ないからセンセーショナルな表現や修飾表現がない。
そのため物足りないくらいにモノトーンな文章表現になっている。
外交は地道だ。とてつもなく。