【半蔵門ビジネス雑談】20180222 無防備なカメラ
子犬を飼い始めて留守番させたまま出かけることが増えたので、ペットカメラを設置した。スマホからアクセスできて、首振りも遠隔操作できるし、音声を聞いたり、こちらの音声を届けることもできる。大抵は、寝ているのだが、少し遅くなってしまって可哀想な気もするので声をかけてみたりもする。
しかし、よからぬ噂を聞いた。そうしたカメラがハッキングされて遠隔操作され、覗かれたりしていることもあるらしい。IDとパスワードを設定しているのでそう簡単には覗かれないとは思うのだが、世界にはそうした無防備なIPカメラを一覧しているところがあるらしい。それがこれだ。
実際に開いてみると、500ページx6カメラ=3000のカメラが閲覧可能だった。記事によれば、これらはIDやパスワードを設定していないか、初期設定のままの場合が多いとのこと。
プライバシーの危機だ!と思って一覧を見てみると、多くは、駐車場、オープンな店舗など、覗かれてもまあいいかな、寧ろ防犯になるのかなというサイトが多いようだが、中には会社内の受付を後ろから写しているカメラもある。これもある種防犯の役割なのだろうが、暇を持て余す受付担当者のWebサーフィン中の画面は世界中に閲覧可能なのは本人は知っているのだろうか?
プライバシー問題はあるものの、こうしたカメラが配備されれば、犯罪が発生した場合の参考にもなるし、それがあると判るようにしておけば防犯にも役立つだろう。また少ないスタッフで多くの拠点を監視する必要がある場合にも有効だ。
ただ、たはり無防備ではいけない。犯罪防止の目的で設置したカメラ映像を、犯罪者が見て、犯罪に及ぶかもしれないからだ。
最低でも、IDとパスワードは初期値ではなく独自のものを設定すべきであある。