【半蔵門ビジネス雑談】20180312 調整がうまいねといわれたくない
ついついやってしまう。
調整がうまいね
議論が紛糾すると落としどころを探してしまう。
自説を繰り返し辺り構わず力説するヤツがいると話を整理してしまう。
関係が悪くなりそうだと、仲直りの機会をアレンジしてしまう。
すると言われる。
「調整がうまいですね。さすがですね」
「調整役お願いします。」
「うまくまとめてください」
わがままと調整
「自分はわがままなので言いたいことをいう。しかし、あなたは調整がうまいので、そこんとこよろしく。」
別にそういうわけではない。
調整をしているつもりはない。
会議の結果はまとめるべきだし、そうしないと継続性持続性がなくなるから、結果的には効果が薄れ、費やした時間が無駄になり、投資が無駄になる。
そのためにやっている。
事務作業にすぎない。
調整ではない。
ひらめきと事務
会議で同じ話題が繰り返される。みんなわかっていることが繰り返される。時間の無駄だと思うのだが、それでも、重要だと思っているから何度も話したいのだろう。聞く方は何度も同じことを聞いているのですでに理解していると思い、理解している。だから、しつこいと思う。すると聞き方や応対がないがしろになり、話すほうは理解してもらえていないと感じてしまい、さらに同じ説明を繰り返す。
やがて周囲がイラつきピクピクしてくるのがわかる。ここで紛糾するとまた時間の無駄だ。
とりなす。やむなく。そして、
「調整がうまいね」と帰り道で言われる。
調整ではないのに。
もっと建設的に話をしたい。有効な議論をしたい。有効に時間を使いたい。
そのために、何を目的に、何を、誰に、話しているのかを意識しよう。相手の顔色をみる必要はない。目的なく言葉だけを発して時間を埋めていくのだけはやめるべきだ。
その発言は、自分の時間だけではなく、相手の時間も費やしているのだ。