2分だけいいですか?【半蔵門ビジネス雑談】20180615(はてな1181記事)
きっと遠慮しているのだろうな。
開口一番、「2分だけいいですか?」と電話口でそういって話し始める許可を得る人がいる。もちろん、2分はいいのだが、実際に2分で終わることはまずない。終われるとしたら、立板に水よろしく聞いている人に一切口を挟ませずに一方的に話すパターンくらいしかない。
あるいは訪問のアポイントをとるための電話か。
その場合、なんのためのアポイントかの説明がすでに理解されていて、
「あの件でお時間ください」
「ではXXのXX時に」
でやりとりが終わるくらいでないと2分はきれない。
「短い時間で終わらせますから」と予め断らないと話も聞いてもらえないのかもしれない。電話セールスの辛いところだ。
でも、そんなに自分の用件=仕事を卑下しなくてもいいよ。
アナタの商売は大事だし、今日は聞けなくてもいつか必要になるかもしれないし、私との会話からヒントを得て次の別のお客さんにフィットする情報や商品を届けられるかもしれない。
アナタはたった2分しか話を聞く必要のないような人ではない。そして私の時間だって貴重なのだ。2分ですむような内容なら、むしろ2分だって使いたくない。
もっと自分のやっていることに自信を持っていい。聞く価値がある情報を提供しているんだという自負こそが、相手を尊重していることになるのだ。
(はてな1181記事)