忙しくしていないと落ち着かない【半蔵門ビジネス雑談】20180618
3月。
決算の企業では、年度の終わりつまり3月末が忙しくなる。みんな業績を達成するために、悪くても近づけるために、また、未達でも一生懸命やりましたという自他共にアピールすることができるように、3月末は誰もが奔走する。
そして4月。
新年度が始まると、スタートダッシュを切るために走る営業部門、5月末の株主総会に備える総務や経理部門、年度末に会計上の計上はしたものの、積み残しのある製造部門、そして、忙しくしなくてもいいその他の部門も、忙しい部門につられて忙しくしたくなる。していないと、いけないような空気により、結局みんな忙しくなる。
5月。株主総会までそわそわする。賞与の見込みはどれくらいか。ここでの頑張りは賞与に影響しないと知りつつも、頑張ってしまう。
6月。第一四半期の締めだ。業績達成を目指して頑張る。
7月。第一四半期の結果で少しネジを巻かないといけない気分になる。上期決算、下期への仕込みでやっぱり頑張る。夏の暑さが増してくる。
8月。お盆休みがあるので、時間が少ない。少し頑張っておかないと。。。
9月。もう上期決算。駆け込み納品で走り回る。
10月。秋口は展示会の季節。新規開拓のタネ集め。涼しくなってきたし、頑張ろうか。
11月。年末の業績を達成して気持ちよく新年を迎えるために。いや、大手を振ってお正月を故郷で過ごすために、少し頑張る。
12月。さあ、年が明けると、もう3ヶ月しかない。年末には目標達成したいと思う。
1月。正月挨拶廻り。のこり3ヶ月だ。頑張ろう。
2月。棚卸も済んで、年度末まであと1月。頑張ってる。
そして、3月。年度末だ。
決算の企業では、年度の終わりつまり3月末が忙しくなる。みんな業績を達成するために、悪くても近づけるために、また、未達でも一生懸命やりましたという自他共にアピールすることができるように、3月末は誰もが奔走する。
繰り返し、繰り返す。かくして、ずーっと忙しい。
忙しくしていないと落ち着かないが、忙しいので落ち着いていられない。