テレワークでできること/したいこと【半蔵門ビジネス雑談】20180824
働き方改革の具体的な手法の一つとして、テレワークがよく出てくる。
ここでも。
報告や事前申請など運用の制限はあるが全社員4000人が対象となっている。ワクワクするような気もするが、
住友商事のテレワーク制度のポイントは、「出社しない」ことにある。出社しなくても、自宅からあるいは近辺のサテライトオフィスからの業務でもテレワークとして認められ出社と同等に扱われる。出張先、外出先のカフェ、移動途中の車内からの遠隔アクセスによるコンピュータでの仕事は、出社後の範疇だから、その点が異なる。
さて。
ここでいうテレワークって具体的にはどういうものになるのだろう?
1.テレ(遠隔で)・ワーク(仕事をする)
まずワークの部分。
- 遠隔で「コンピュータにアクセスして仕事をする」
- 遠隔で「コンピュータにアクセスして仕事で会議に参加する」
- 遠隔で「コンピュータにアクセスして仕事でソフト開発する」
- 遠隔で「コンピュータにアクセスして仕事でメールのチェック、送受信」
- 遠隔で「コンピュータにアクセスして仕事で報告書を作成する」
要するに、遠隔で/コンピュータにアクセスして/何か仕事に関することをする/ことだ。コンピュータを使わないとダメなのだろうか?
- 遠隔で「コンピュータにアクセスしないが仕事で報告書を作成する」
- 遠隔で「コンピュータにアクセスして仕事で企画アイデアを検討する」
これは含まれることになるのか?ならないと変か
2.では、テレ(遠隔)とは、「どこから」なのか?
- 自宅から
- サテライトオフィスから
- 旅行先(出張先)から
- 外出中のカフェなどから
- 移動途中の車内から
”から”の後には、1の”コンピューターにアクセスして〜”が続いてくる。
このうち、
出張先、
外出先のカフェ、
移動途中の車内、
からのコンピュータアクセスは、すでに随分見かける。モバイルとネットワーク、Wifiなどの発達と普及で、こうしたことは日常になってきている。住友商事の取り組みにもあるように、自宅から、サテライトから、が、含まれてくるところがポイントになる。
3.楽観的
1.2.でわかるように、テレワークでできることは、もうすでに技術的にはできていることだ。逆にいえば、頭を使う書類作成、企画業務、コンピュータを使っての、TV会議、ソフト開発、メールチェック、報告書作成。。。そういうレベルだってこと。
あとは制度面だけ。勤務に加えることで不正な使われ方をしないかどうか。 固定したオフィスに出勤したかどうかだ。楽観的な見方。
4.悲観的
悲観的には、たいした働き方改革にはならないってこと。1であげたような業務の比率が多い人には大きな効果があるかもしれない。が、それらがメインの業務の職種はなんだろう?スタッフ職?管理職?
結局、テレワークが効果を出すのは、 ソフト開発、ライターなどの一部の職種だけなのかもしれない。