ODR Pickups/半蔵門御散歩雑談

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このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

参加人員が少ないセミナー、やるかやめるか

参加人員が少ないセミナー、やるかやめるか【半蔵門ビジネス雑談】20181021

 

セミナーや授業の講師や講演会のスピーカーとなったとき、聴衆が少ない場合がある。呼んでくれた先生は、「今日は別の単位取得に関わる授業と重なったので」とフォローしてくれるが、それもこれも自分の魅力度でもある。素直に受け止めるのみだ。

 

ところで、参加人員が極端に少ないセミナーや講義は、講師からあるいは演者からキャンセルできるものだろうか?していいものだろうか?

 

例えば、大学のゲスト講師では、

聴講生が1名だったこともあった。大学の講義の場合は人数が少なくても講師料は同じだ。教室の費用やその他の諸費用もかからない。だから人数が少なくてやるかどうかは、金銭や経費の問題ではなく、そんなに少ないならやりたくないという講師側の判断だ。

たった1名でもやるべきだというのにも一理ある。既に会場は抑えてある。事務手続きも行った。やめてもやってもコストは変わらない。なにより、たった1名でも、彼は彼女はきてくれたのだ。きてくれた人に感謝と敬意を込めて授業は、講義はやるべきだとも思う。

一方、1名では費用対効果が少ない、あるいは、授業にならないので別の日に再スケジュールをするという方法もある。これは、きてくれた人には悪いが、多くの人が参加できるほうが大学としても意味があるという考えだ。

このように参加人数にかかわらず費用や売上が変わらない場合は、どちらの選択肢をとっても経済効果は同じで、むしろきてくれた人の心情をどう考えるかが重要な判断材料だ。

 

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それでは、有償セミナーの場合はどうだろう。

参加人数が売上に直結し、会場代や事務費などは、人数にかかわらず一定。また、講演をキャンセルするとキャンセル料が同じくらいかかる場合だ。

この場合、(人数が1名は極端だが)会場代をまかなえる人数がきているとしよう。開催すれば利益ゼロだが費用の持ち出しはない。しかし、中止すると会場代もキャンセル料が発生し、きてくれた人への返金も発生し、すなわち、開催費用は全額持ち出しになる。そうなると話は簡単だ。開催すれば、少しでも費用をまかなえる。だから、経済的にはキャンセルする選択肢はほとんど考えにくい。

 

それでもあくまで講演者の意向で(病気など以外で)キャンセルするのなら、それは納得しがたい。周囲のスタッフや協力者への労力をも無にしてしまうことになる。会場代やスタッフの費用、参加しようときている人々への返金はもちろんのこと、交通費や宿泊費なども負担するべきとも思える。つまり、この場合はキャンセルの「理由」が非常に重要で、納得性が高くない限りはキャンセル主体者の責任負担は大きいものになるべきだ。

 

エンターテイメント系の場合はさらにちょっと違う要素がある。

演者の心情=プライドも大事だ。プライドが演者を演者たらしめているからだ。

ドタキャンが原因で次から聴衆がきてくれなくなるかもしれない。それは覚悟の上で、経費は負担した上で、ドタキャンするなら、それはそれで、選択肢の一つだ。それが是か否かは、当事者とスタッフの判断と決断であり、その後のファンの行動でわかる。それだけだ。