敬語英語【御散歩雑談】20190408
この落語は面白いよ。
日本語には敬語というのがあってな、より丁寧になると、どんどん長くなる。
- ありがとう=普通の言い方(英語ならThank you)
- どうもありがとう
- なんと感謝を申し上げてよいやら言葉もございません。
等々。。。
まずはご覧ください。
丁寧でなくなるほど短くなる。どうも。すまん。悪いね。。。悪い=Badなのは英語的にはわからない。そして、悪いのさらに下に、一番不丁寧な言い方が掲載されている。それは。。。
サンキュー(カタカナ)
英語のカタカタ表現が最下層。というオチ。
ネタバレすまん。
* * *
敬語は確かに難しいのだが、最近の若い人たちで、全然別の場所で別の場面で、別の人が同じような言い間違いをしている場面に遭遇した。
一人目は、長女の結婚準備の際の貸衣装の大手。非常に礼儀正しく、好感度の高い男子スタッフ。申し分のない対応。いい気分で衣装合わせが進むなか、
「書類を作ってまいりますので」
はい。
「こちらの注意事項などを拝見していらしてください。」
拝見。。。?
丁寧語の中に混ざっているので丁寧語の意味でなのだろうが、
拝見は、見るの謙譲語でへり下って見ることを意味する。
つまり、注意事項などを”ありがたくへり下って読んでおけ”ということか。笑
二人目は、若いベンチャー社長。会議の打ち合わせで、顧客に向かって、
「ではこちらの資料は別途拝見なさってください」
ここでも、なさるという丁寧な言葉の中に混ざって、”へり下って読んで”なさってください。というマゼマゼ。
実は二人とも、知り合いでもなんでもないが、同世代に見える。しかも、いい大学出てそう。丁寧語は勉強だけでなく、使わないと身につかないとも言われる。拝見の間違いは多用していそうだ。この記事を目に止めてくれることを願うが。
はてさて。