「報・連」はメールで「雑 相」は対面(かTV会議)で【半蔵門ビジネス雑談】200190606
10数年前、サラリーマン時代は、ホウレンソウが大事だと叫ばれていた。ほうれんそう=報・連・相=報告と連絡と相談だ。企業内のセミナー、研修などでは、「これが仕事の基本だ」ということが繰り返えされていた。しかし、書いていて懐かしいなと思ったくらい最近は言われなくなったのだろうか。
報告と連絡は、既に意思決定がなされ、なにかの指示がなされ、その結果を報告すること、また、関連事項などを連絡することだ。
ホウレンソウ全盛の特に初期は、メールや携帯、スマホもなかったもしくは普及していなかった時代だ。だから、部門の連絡会議などで時間を決めて集まって報告、連絡するほうが、効率がよかった。相談も、縦つながりだけでなく、横つながりの同僚もいる場所のほうが、経験値やアイデアなども聞くことができて、様々なノウハウが共有されるので、会議で行うのは効果的だった。
今は、そうしたコミュニケーション機器は当たり前になり、速度もじきに5Gが実現する。メールだけでなく、SNSやメッセージングツール、Wifiも街中で充実してきた。基本的に一方向となる報告と連絡はこうしたテキスト系のコミュニケーション手段で十分役を果たすだろう。
一方、相談(+雑談)は、テキストではもどかしい。背景となる情報も膨大あるいは文字にしにくいこともある。まだはっきりしていないから相談となっていることもある。物理的なモノを見せながらの相談かもしれない。
この記事では、ホウレンソウは時代遅れだという。(かつ、雑談と相談が重要になるという。)
こうしたことを考えると、「報・連」はメールなどのテキストメッセージで、「雑・相」は対面(かTV)会議で行えれば、効果的、効率的になる。
試す環境は整い普及しつつある。