たまには毒も吐く【半蔵門ビジネス雑談】20190625
先日の以下の記事のきっかけとなった案件に現れたエンジニアは旧知だが曰く付きの同人であったことを思い出してしまった。今思うと微妙にむかつくので久々に毒でも吐こう。いいよね?
上の話に出て来るエンジニアは旧知だ。当時は同じ部署に属し、同じ案件で協力関係にあった。しかし、ある案件での事件を境に私は距離を置くようになった。20年近く前の事件だが、そのエンジニアが信じられなくなったからだ。技術力そのものではなく仕事の質が原因だった。
その案件では、TV会議システムを使って、東京からの講義を北海道、大阪で受講するという企画であった。TV会議は、ISDNからインターネットに移行し始めた時期で、多地点サーバーによる接続方式などでセキュリティポートの調整があり、まだ接続できるまでの環境設定に見えないハードルが存在していた。H323ポートを開けるとか開けないとかそういうやつ。
本番は3拠点を結んで意見交換をする講演会なので、もちろん失敗はできない。事前に接続確認が最重要ポイントだったので、本番と同じ環境での接続試験を技術者には依頼していた。そして、技術確認がとれたという報告をうけて本番へ望む。
しかし、開始直前でなんと
「接続できない」
という問題発生。いろいろと試してみたがうまくいかない。ここで念のため確認する。
「試験では3拠点で繋がったんだよね?」
すると答えは信じられないことに、責任者のエンジニアはしれっと言う。
「つながりました。2拠点で接続しましたが」
なんと3拠点接続を試験していないことが判明。改めて2拠点で接続するとつながるが、3拠点だと繋がらない。まさに試験の手抜き。
「ふざけるな!」
といいつつつなげなければならない。結果として、別の設定が必要で直前で解決し、事なきを得たが、終了後のエンジニアのセリフが、
「まさかそんな問題があるとは思いませんでした」
という責任転嫁。だから事前確認をきっちりやってくれと依頼したのに。
以来、このエンジニアとは組んでいない。仮に仕事があったとしても、上司エンジニアに申し入れて、はずしてもらってきた。
なんの因果か、また同じエンジニアにピンポイントで出くわしてしまい、同じような責任回避的発言で商談を失っているのを見て、人はそんなに簡単には変わらないのだなと改めて思ったのだ。もう本当に2度と仕事で出会わないことを願う。
人は、そう簡単には変われないのだ。そして、私も変わらない。
変われないのだ。