半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

グラン・トリノ

グラン・トリノ【読書/映画感想】20190906

 

あらすじ

朝鮮戦争帰りの老兵は、奥さんをなくし、自分も喀血したりするが、息子たちの関わり方も気に入らないし、隣人のモン族一家にもムカついている。しかし、町のチンピラの暴挙が許せず、愛車のグラン・トリノを盗みに入った隣人の若者に、作業をさせ、仕事を世話して、やがて、隣家やほかのモン族との交流を通じて、少し自分を取り戻したが、モン族の銃撃やスーへの暴行についに単身殴り込みをかける。ライターを出すときに銃と間違われて銃撃され蜂の巣になって死ぬ。チンピラたちは全員逮捕され「長い務めになるだろう」と警官は言い残す。

葬儀には、家族のほかに、多くのモン族がおとづれ、グラン・トリノは遺産として、モン族の若者に引き継がれた。 

 

 

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コワルスキー氏は、モン族を疎ましく思っていたが、ギャングから守り、慕われ尊敬され感謝されることで、自分の生きる甲斐を見つけたのだと思う。そして、自分の病も末期と知っていたために、やられるとわかっていて、カウボーイよろしく一人悪者に立ち向かいチンピラの投獄と道連れに、モン族を守ったのだ。

 

一人の気楽な暮らしがしたいという人がいるが、本当に関わりのなくなった暮らしはきっと耐えられない。また、老人扱いあるいは病人扱いされ、労られるだけの生活もまた耐えられないと思う。

 

人はみな、少なくとも私は、いつまでも、誰かと関係を持っていたい。それも、慕われる関係を。尊敬される関係を。必要とされる関係を。それで初めて自分は生きていられると思えるのだ。