女神の見えざる手【読書/映画感想】20200105
米国屈指のロビイスト エリザベススローンがライフル業界と対立し法案通過か廃案かを巡って策略をめぐらせ票取り合戦をする。あらゆるものを犠牲にするスローンは本当にあらゆるものを犠牲にして正しいことをするために味方をも欺き最後に得たものはなにか。
他のドラマでもおなじみの俳優があちこちに登場する。
「グッドワイフ」のダイアンロックハート役のクリスティーンバランスキー、「ニュースルーム」、マギー役のアリソンピル、ウォーターストーン、「グッドファイト」の富豪役の俳優、彼は「メンタリスト」のピータソン捜査官役でも登場するいやらしさ満載の個性派、それを発見するのも楽しい。
スローンは、盗聴し、仕込み、あらゆる手を回し、罠をしかけ、しかけられたと見せて、最後の最後に相手が勝ったと思った瞬間に大逆転するような策略、罠をしかける。しかけた罠がなんなのかは最後までわからない。裏をかかれていると観客が思ったことが実は仕掛けられたわなだったというありえない痛快さ。
ロビイストは憧れの職業かもしれない。そうでないふりをしながらそこに導く。しかもそれが仕掛けだったとも気づかせない。だから、誰にもわからない。その醍醐味。
なかなか見られなかったが、昨年末、アマゾンプライムで無料になったので、昼休みと休憩時間をフル活用して鑑賞完了。
最近のベストワン映画の一つかも。