既読の作法【御散歩雑談】20200114
最近普及したメッセージングツールは、相手がメッセージを読んだか(開いたか)どうかがわかることが特徴だ。メールの場合、なかなか反応がないとき、無視されている場合もあるが、無視は仕方がないと割り切れても、届いていないのなら再送したいと思う。既読かどうか。メッセージングツールならメールと違って読んだかどうかがわかるので、メッセージが到達したことがわかるのがよい。
既読はしかし、新たな問題も生む。
メールのときの返信なしは、無視かも?という不確かなもやもやだったが、メッセージングツールで「既読になったのに返信がない」場合は、事実上無視とわかってしまう。既読スルーというやつだ。既読スルーが原因でイジメが発生したという話も聞くし、同僚からそうしたハラスメントを受けたということもあるそうだ。既読スルーされるのは気になってしまうと確かにいやな気分になる場合もあろう。
で、自分がいやなので相手もそうだろうと思い、必ず何らかのレスポンスはするようにしている。自分のトーク履歴を見ると、自分が最後になっているものがほとんどだ。
しかし、よく考える相手もそう思うかもしれない。そう思うと相手も何らかのレスポンスをしなければいけないと考えることになる。
ちょっと待てよ?
そうすると永遠やり取りがおわらないじゃん!確かに、そのケースもあるなぁ。
既読スルーの問題化は、既読で返信がないということではなく、返事が必要なのに何も返事がないことだ。だから既読スルーがよくないということではなかろう。
それでも、既読スルーしてしまうのが気になるのなら、もしこちらが最後の受信だったら、返事をその日じゃなくても例えば1日後に別の話題で会話をはじめればいいのではないかな。