【ODRピックアップ】20130606 情報ダッシュボード
選挙速報で、各党本部が映し出されると、候補者リストが張り出され、当選確実になると党首や幹事長がティッシュ製のバラの花を飾ってカメラに向かって笑っているシーンはよく見る光景です。
刑事ドラマでは、全員が指令室に集まって、壁一面に設置されたモニタに映し出される経過で、犯人との交渉を見守るシーンは定番です。
スペースシャトルの発射や帰還を固唾をのんで見守るのもモニタが配備された司令室。
http://wired.jp/2013/04/12/big-boards/7/
それがアナログであれデジタルであれ、一覧できる情報ボードは、組織的に動く際には、情報共有と一体感を醸成するのに最適なツールなのは、今も昔も変わらないようです。
液晶モニターの大型化と低価格化、そしてクラウドコンピューティグは、こうした情報共有のための情報ダッシュボードを”特殊なツール”から”一般的なツール”に変えています。
http://wired.jp/2013/04/12/big-boards/
例えば、記事では、業績や業務成績、スケジュールや顧客からの問い合わせ件数、進行状況や交通機関の状況などを時々刻々と映し出して共有している事例が紹介されています。
こうした情報ダッシュボードは、低価格化したとはいえ、それなりに設備投資となり、費用対効果として明確にはなりにくい面もあるので、”じゃあすぐ入れようか”ということにはならないものです。
そこで、もう少し簡単に効果を出せる方法はないでしょうか。
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO54512430Z20C13A4TQ4000/
(日経新聞2013年4月30日21面)
ここで紹介されている事例は、自分の机に設置するモニタを、少し遠くからでも見えるサイズにして、遠い位置でかつ机の天板から30cm上に設置することで、自分の周囲に自分が何をしているか見えるようにしています。グループミーティングも会議室をとるのではなく自席の周囲に集まって実施することで、共有資料を表示して、不明点は検索して表示して共有しながら仕事をしているというもの。
アナログ時代は、集まって情報共有することが主流でした。電子化とネットワーク化は、集まらなくてもいい環境を整備、普及させました。そしてまた、電子化された環境を活用して集まることがよりよい作業環境となるのかもしれません。
技術的なお問い合わせは弊社担当者までどうぞ。