【ODRピックアップ】20131226 価値逆転?
”せまーい”我が半蔵門事務所は、駅に近いせいもあって、毎日誰かが訪れてくれます。寂しい嬉しい限りです。
”せまーい”のですが、なんとなく間仕切りが欲しくなり、2009年開所以来気分転換的に、間仕切りが増えていきます。”せまーい”のに。
最初に布製の巻き取り式の間仕切りを購入しました。
IKEA。布製のIRIS。2000円くらい。
しかし、布はなんだかぺらぺらしていて、貧相な感じでしたので、しばらくして、少し厚い生地の巻き取りロールスクリーンを増設。
ロールスクリーン。これも、IKEA製です。
TUPPLUR。確か3500円くらい。
でもやっぱりカチっとしたのが必要と感じて、最近設置したのは、入り口の目隠しついたて。木製。玄関から入った人からすぐ全てが目に入らないようにしています。
ベルメゾン12,000円なり。
最初のロールスクリーンを購入してから2年近くたちまして、また全体的に気分転換を図りたくなりました。これまでは、いつもIKEAを信じて、IKEAに向かっていたのですが、最近の木製パーティションはベルメゾンだったので、他も当たってみようとネット検索すると出てきたのが、ニトリのブラインド。
いいのがありました。
これ、価格はいくらだと思いますか?
来社した人々に聞いてみました。
Aさん「うーん。聞くってことは安いんだな。3980円?」
Bさん「ブラインドだよね。5000円?」
はずれ。正解は、590円です。
店頭で、目を疑いました。価格間違いじゃなかろうか?しかし、レジで590円ですと処理され、600円でおつりをもらって持ち帰り、部品等も問題なくキレイに事務所に設置。上げ下げの機構も、羽根の確度調節機能も完璧です。材質も色も悪くない。
2000円から始まって、3500円ー>12,000円とグレードアップし、ブラインドは一番値が張るだろうなと予測していたのです。布のスクリーンは、クルクルと巻き上げる機構もなく、ヒモでたくし上げるだけですので、当然の最安値。ロールスクリーンは、巻き上げる機構がありますので1.5倍。ついたては木製でそれなりの大きさであり、塗装もされているため材料費がかかっているだろうことと、通販での送料も含まれるので10,000円以上は納得です。そして、ブラインドは、前述の上げ下げの機構、羽根の開閉などもあり、材料費、構造、見栄えなど、更に値段が高いと予想できるのですが、何故かのワンコイン近しの値段です。完全に予想を裏切る価格逆転!どうしてこうなった?
住宅家具メーカーのサイトで調べてみると、やはりトーソーなどのブランドものは一万数千円の定価がついています。宣伝資料では材質および耐久性をうたっています。そうなると材料でしょうか。ニトリ製は、羽根の部分が塩化ビニールでした。
さらに常識的には、量産効果と途上国清算による人件費。ニトリ製は中国製。IKEA製はポーランド製とスウェーデン生産でした。
もうひとつ。これは確認できていませんが、特許費用。例えば立川ブライドの登録特許は最新のものでも39件も確認できます。
http://ipforce.jp/invention-3831-4-1-2012.htm?&s4=2
次々と新しい技術が開発されていますが、ブラインドの基本的な技術は、相当前に登録されていると思われますが、特許による保護は申請後二十年です。(特許法67条の一項)おそらく、ライセンス費用等も発生させずにできるようになってきたのでしょう。
実はこれまでブラインドの購入に至らなかったのは、ブラインドが一番高い(筈)という先入観です。それプラス、中国製なんてという偏見と、北欧のなんてお洒落という盲信。この部屋のこの場所に必要なものはなに?と考えていなかったからです。ブラインドあと2つ買ってこよう。。。
というわけで、狭い部屋に間仕切りで、圧迫感溢れてしまったかもしれませんが、学生時代以降、”せまーい”部屋に住み慣れてしまったので、なんとなく落ち着くのです。