半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【ODRピックアップ】20141002 空港セキュリティー今昔

【ODRピックアップ】20141002 空港セキュリティー今昔

 

1996年初めてイスラエルに行ったころ、イスラエルの空港セキュリティは、当時からテロの脅威にさらされていたため、非常に厳しいものでした。(当時のチェック内容について書いたブログhttp://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2010/04/09/2274.php

2人がかりの尋問に加えて、靴を脱ぐのは勿論ベルトもはずし、うまく説明できないと荷物を全部開封して、セキュリティ通過に2時間かかるのは有名な話です。(現在はハイテク機器が導入され、2009年には、通過にも10分程度で済みましたが。。)

 

2回目の出張のころ、東芝のリブレットという超小型PC

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960417/)が発売されました。ヘタをするとジーンズのお尻のポケットにも入りそうなサイズ、出張時の持ち運びには画期的な便利さで、さっそく決裁を受けて購入してもらい、現地へ持ち込みました。当時、日本のハイテク機器は面白いものが揃って発売されており、持って行ったカシオの液晶付きデジカメ「カシオQV10」(http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1101/11/news028.html)は、現地の展示会で使うと、ブースではなく私の後方に人だかりができたものです。

 

前述の出国検査で、この2つの機器が引っかかりました。ノートが小型化され、新たな爆発物の隠し場所として当局の危機管理で重視し始めたこともあり、ノートPCのチェックが厳しくなりました。チェック方法は、1)電源を入れろ 2)文書開いてみせろ 3)キー入力しろ 4)CD入れて読み込ませろ などですが、東芝リブレットは、1)〜3)はバッチリで、4)はドライブがないので、すんなり通過と思っていると、係員が相談を始めました。しばらくすると、「このサイズの、この性能はオカシイ。見たこともない」と訳の分からないことを言い始めました。さらにデジカメにまで、「これもオカシイ」といい、没収の気配。。。が、彼らの眼はキラキラ。。どうやら、新しい機器への興味のほうが強いようで、没収も危険物というより、「これ欲しい」感が溢れていましたwww

 

時を経て、2011年。

ハイテク機器の小型化は進み、スマホの時代。空港職員もハイテク機器にはうんざりしているこのごろ。物珍しさはなりを潜め、危険物としてのチェックに徹底されるようになりました。私も、成田空港で、頂き物のスイスのアーミーナイフ型のUSBが危険物と間違われると指摘され、没収。(実際には、没収対象でなかったと思います。データを守る為にその場で、メモリ部分だけはずしてナイフ的な見栄えの部分だけ置いてきました)

持ちもの検査|“法務がHomeにやってきた”~Homu is coming Home.~|ライフスタイル|ヨミモノ|QuonNet

http://www.quon.asia/yomimono/lifestyle/law/2011/12/19/2967.php

 

さらに現在。

もはや「欲しい」と思う珍しい機器もなく、キラキラ眼の職員もいません。ハイテク機器は、危険物的にチェックされているでしょう。大事なハイテク機器も、場合によっては乱暴に扱われることは否めません。ギークたちでなくても、大事な機器を壊されるのはご免です。

 

f:id:emandai34:20150704110140j:plain

空港での厳しいセキュリティーチェックに戦々恐々

http://wired.jp/2003/08/19/%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%8E%B3%E3%81%97%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AB/

 

今後、「検査官は、乗客に対し、機内に持ち込もうとしたすべての電子機器のスイッチを入れるよう要求することになる。これまでは、この検査を行なうかどうかは任意だった。さらに、爆弾の製造に使われる化学物質の名残がないか探るため、ほとんどの電子機器は「においを嗅がれる」ことになる。」

 

ということは、空港へは2時間前+チェックにかかる時間に備えて更に1時間早くいかないといけないのかも?

 

羽田の拡充を希望します。