【ODRピックアップ】 20150624 ODRは紛争解決より紛争防止に使える例
6月にニューヨークで開催されたODR FORUMでは、紛争解決に加えて、紛争防止というキーワードが出てきました。紛争解決を商売とする弁護士さんには言いにくいキーワードですが、企業弁護士さんに言わせると、「紛争防止のための活動が多い」とも言われますので、この方向のODR活用は正解の一つかもしれません。
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ビデオはfacebookで紹介されたもので、オンラインビデオアワード「BOVA2015」にて、
【一般公募部門】ソネットによる協賛企業賞受賞作品。「本能寺の変」を企てようかなとちょっと思った明智光秀(みっちゃん)と織田信長(のぶ、のぶお)が、メッセージツールで会話するところです。
会話の音声はなし。風流なBGM的に、水の流れるせせらぎの音と獅子脅しの音。画面は、信長側。明智光秀が入力中だと、”入力中”と表示される芸の細かさ。たまにお寺の鐘がゴーンと響きます。
なんか最近調子のってね?
やめろしw
という最近の若者口調はその時代にはありませんが、血気さかんな若者だったことを考えるともしかすると当時のそうした口調で会話していたのかもと空想。
仲良しで一緒に天下統一を目指していた友人としては対等な二人が、家臣の告げ口によって不信感芽生えている状態。
息くさいとかいってたらしいじゃん
あれは飼ってる亀の話だよ
と誤解もとけて、また一緒にがんばっていこうと、本能寺の変を回避。
当時は恐らく、家臣の告げ口は、疑念をよび、それまでの様々な鬱憤や、立場による人前での愚弄的なものも蓄積して、謀反まで至ったのではないかという説もありやなしや。
画面の最後に、
ネットワークは歴史を変える
以前、当ブログでも家族のイザコザをLINEを駆使して修復した実例をご紹介しましたが、
当人どうしの、腹を割った会話がうまくできれば、決定的な分裂による悲惨な争いは回避できる可能性が本当にあるのではないかと感じています。