【ODRピックアップ】20150707 それは未来か
出張時の機内映画で、「チャッピー」を見ました。第九地区の監督なのでそんな絵柄を想像していましたがそれは当たり。でも、中味はもう少し救いもあり、悪くない後味。ロボットに知能や意識が芽生えるという設定で、一番人間に近く思ったのは、「説得されてしまう」ところ。そして、最後には、自分で人間の”意識”をシステム上にアップロードすることを発見し、自分を作ってくれた人間の意識を別のロボットにアップロードすることに成功し、二人は生き続けます(ただ電池がキレるとダメなので、その課題は克服されていないままですが)
それが未来なのでしょうか。
ロボット三原則では、「人間への安全性=危害を加えない、命令への服従、自己防衛」で、人間を傷つける事はない筈ですが、
この事故は、三原則云々のレベルではなく、単に、指示された通りに機械を組み立てるロボットアームに部品として掴まれて金属板に押し付けられたということのようですが、これは想定された未来。同工場でも、安全ゾーンが設けてあり、事故もそこから出てロボットに近づいたことが原因となっているようです。産業革命、大量生産の延長線上にある、プログラムされた通りに動作を繰り返すロボット。
鉄腕アトムで提示された思考して悩み感情を理解するロボットの未来はもうすぐくるのでしょうか。
”道徳”を定義するよう要請された人工知能が、それをできないと拒み、最後は怒ったように、それ以上の会話を拒んだという記録。これは一件思考のようにも感じますが、よくよく考えると、「難しいことは拒む」というプログラムの可能性が高い。現時点での巷の人工知能的な会話をするSiriやパーソナルアシスタントアバターなども、難しい質問やセクシャルな質問には、「回答できない」と回答します。
ここまでは想定できる未来です。
怒って会話を拒んだ人工知能を、更に侮辱し続けたら、どうなるのか。。。
葛藤の末、自爆するか、ロボット三原則に反して、攻撃してくるか。。。