【ODRピックアップ】 20150826 オンラインよりオフラインがアブナい
インターネットが普及して、オンラインでモノを買う時代の初期には、「セキュリティの弱いインターネットにクレジットカード番号を打ち込むなんて怖くて怖くて」という人が多く、意外にも銀行振込や着払いなどが主流だった時期がありましたが、今や、クレジットカードが主流。
総務省|平成25年版 情報通信白書|インターネットで購入する際の決済方法・購入最高金額
銀行振込は寧ろ詐欺的な事業者(事業者といっていいのか?)が、入金を確認してすぐに閉鎖するために利用されるケースが多くなっていると聞きます。
これはクレジットカードは取引開始時に審査があることや消費者からのクレームで返金(チャージバック)をしなければいけない場合があり、足もつきやすいからとされています。
私たちの心理では、オンラインはアブナいけど、実際にカードを目の前で使用するオフライン利用=即ち実店舗で購入するときのクレジットカード利用なら安心と思いがち。いや思っています。ところが最近その店舗で、クレジットカードをスキミングされたり、複数回決済されて請求されたりして、あとから不正な請求を受けるケースも出て来ています。
特に、サインも筆跡を真似たり、デジタルでサインする場合は、そもそも本人でもうまく書けないので、偽サインでもあとから照合しにくいこともあるそうで、取引が認められてしまうことも少なくないのです。
目の前でカードを切らせること、機械が故障しているなどの理由で別の機械にカードを通させたり、店の奥などに持ち込まれたりした場合は要注意。そうなる前に、自分で機械に通すことを申し出るとか、機械故障などと言われたら潔く買うことをあきらめるなど自衛策が必要でしょう。信用経済は、信用崩壊に弱い。当然といえば当然。
ところで、クレジットカード会社に、「そんなものは買っていないのでチャージしないでくれ」と主張して依頼するときに、どうも頼み方が控え目になる人が多いのです。
「これは私のでないので取り消してください!」と伝えれば、相手からすれば、「はい」か悪くても「検討します」と答える流れなのに、
「これ私のでない”みたい”なんですけど、取り消してもらえ”ません”よね?」と控え目に否定形。相手からすれば、「はい、ダメですね」と答え易いし、そういわれると引き下がる流れになってしまう。
ここは一発!主張しましょう。