【ODRピックアップ】20150911 ネットでコンテンツを売りたいの
友人のイラストレーターがLINEのメッセージを通じて相談してきました。
「ネットでオリジナルの作品を売りたい。相談にノッて」
彼女は結婚前は雑誌社のイラストレーターとして働き、イラストレーターのご主人と結婚してからは、自宅兼SOHOでご主人とともにイラスト制作の仕事をしています。お子さんも大きくなったのでまた本格的に創作に復帰しようともくろみいろいろと研究中。
実は以前にもこんなシールを制作し、私の国内外の知り合いにも購入してもらって好評でした。最近はLINEのスタンプなどにも進出している模様。
今回は、ネットショップを通じて販売したいそうなので一緒にいろいろ考えることにします。ご飯を食べながらメモであれこれ。まず、やりたいことはこういうこと。
オリジナルイラストをベースに名入れやメッセージを添えられるようにして、ネットで販売するという基本線。すると、当然につきまとうのは決済、物流(配送)をどうするか、ネット販売での信頼感をどう提供するか。それから広報。あまたあるネットショップに出しても、そのショップ内で、さらには他のショップも含めていかに選んでもらうか。お金をかけるのかかけられないのか。それによっても目標値が変わって来ます。
ネットショップに出すとして、どのショップに出すか。あるいは複数出すか。今や技術も一般化しているので、どのショップに出しても大抵の機能は満たされています。決済や買い物カゴ、配送の手配までもシステム化されていますので、実はどのショップに出してもあまり変わらない。あえていうなら、得意分野でしょうか。プロ向けなのか、お子さんのいる人向けなのか、若い子向けなのか。捻り手としては、イラストだからイラストのショップだけでなく、中古品のサイトや他の物品のサイトでも毛色の変わった商材として目立たせるなんていう方法もありかもしれません。
最大の課題は、選ばれる為にいかにネット上で露出するかです。お金をかけないならばメールやソーシャル、あるいはお友達同士のクチコミに頼る方法。当然これはお友達ネットワークの範囲なので数量限界が最大の問題。
次には、ブログやソーシャルメディアなど他のツールでより広い範囲に通知すること。これには、イラストとは関係のないキーワードでも検索対象となり、最終的にショップまで誘導される効果が期待されますが、時間と手間がかかります。気長にやらないとね。自分のブログだけでなく友人のアクセスの多いブログなどに載せてもらえるとよいのですが、そのための労苦(努力)は必須です。タダではなかなかね。
地元の商店やサッカーチームなどサークルの企画とのタイアップも一案。別の企画では、特定のレストラングループの共通LINEスタンプでイラストが採用される例もあります。
そして最後はあらゆる手段を使いましょう。郵便物や季節の挨拶などにも”いやらしくない程度に(これポイント)”チョコっと載せてPR。
あとは、少しずつお金をかけて広告。Googleやら検索すると一緒に出てくる広告に表示されるようにお金を払ってみるのです。Googleは体験版的広告の無料チケットを配布し続けているのでそれらも活用できるでしょう。うまくいったら、広告料を払って更なる拡大を。。
厳しいことをいうと、正直なところ、よほどキャッチーなイラストで特定層にハマらない限り、1つや2つのイラストパターンで劇的な売上は期待できないでしょう。単価も安いのでよほどの数を売らないとまとまった金額にはしにくい。その作品をきっかけに特注品を請け負うようにすればまとまったビジネスにはなりますが、それをやってしまうと本末転倒。
相談の結果、そう簡単に決定打があるわけもなく、
まずはどれかのショップに出してみよう
ということで、この続きはまた。