半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【お題】20161222 「政治の転換点」ブログ・ネット大賞2016

【お題】20161222 「政治の転換点」ブログ・ネット大賞2016

 

2016年は、どんな年だったのか?ネットとブログで振り返ります。

 

今年を象徴するのは、なんといっても、英国のEU離脱と米国のトランプ誕生でしょう。どちらも、まさかと思っていた人が多い筈です。英国などは、投票した人ですら、「こうなるとは思わなかった」と、投票のやり直しを希望したと言われる程。ある意味油断していたとも言えます。

思い出させるのは、日本でも起こった政権交代。長く続いた自民党政権から、民主党政権へ遷ったあの時期。その後、東日本大震災が起こり、其の対応にがっかりしたのは記憶に新しい。

 

ところで、こうした動きに先立って、そうした動きを予感させるような静かな政権交代が、隣国の台湾で起きていました。

 

1.台湾新政権

一つの中国を標榜し、台湾を自国の一つの地域としてしか認めない、認めさせない方針を貫く中国と経済関係を重視しながら、その問題には触れないで、”うまく”やってきた馬総統の政権から、独立指向の民主進歩党民進党)の蔡英文総統が、大統領に当選し、これまでより少し主張の強い政権に変わったのです。

一つの中国を容認しつつ、日本も米国も台湾は実質的には国として扱い、中国人にはビザが必要なのに、台湾人には免除するという方策をとっている両国でしたが、それは、台湾自身が中国への主張をしなかったから事なきを得ていたあいまいな政策でしたが、今後はどうなっていくのか。

www.sankei.com

 

そして、中国との関係「両岸政策」は維持しつつ、他を強化するという政策は、逆に言えば中国とのバランスを相対的に強行策に遷すという意味に他なりません。

 

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2.英国Brexit

台湾の変化は、なんとなくそんなもんかな?という見方でしたが、英国の離脱は驚きを持って世界をゆらしました。投票結果は拮抗していましたが、英国民にとっては、心の叫びだった部分もあります。自力でやれるのに、欧州に縛られる、難民が押し寄せる、それによって悪化する側面もある。インタビューで応えていたコメントが物語ります。

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「日本だっていやだろ?最高裁がソウルで国会が中国にあったら」

getnews.jp

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3.トランプの息吹

そして行なわれた米国大統領選。まさかね〜でも英国もあったからね〜と最初はジョーク的に語られていました。

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3月にいったワシントンDCでは、大統領グッズの店で売られていたミントのカンにプリントされていたのは、

「トランプ候補のクサい息」

もう泡沫候補だとしか扱われていなかったのに、結局は大差をつけて、トランプ大統領の誕生。

 

過激発言が話題となりましたが、当選後は、まさかの中国とのバランスを揺るがす台湾総統との直接電話会談とその公表。そして、さらなる過激な発言が続々!!

 

ただ、それはそれ。実際、中国もビックリしている感があります。もしかすると、世界を動かすことになるかもしれません。

 

今週のお題「私のブログ・ネット大賞2016」