【お題】20170119 朝ごはんは時代と共に
いろいろ言われてきました。
朝ご飯は大事だよ
朝ご飯を食べていきなさい
朝ご飯を一緒に食べるのが家族だ
1 子供の頃の典型的朝食
祖父母が一緒に暮らしていた頃は、朝ご飯といえば、ご飯。みそ汁。漬け物。卵焼きか焼シャケ。ふりかけ、のり。。。旅館の朝食のような品揃え。そうか。旅館の朝食は、一般家庭のそれをイメージしていたのでしょうか。
2 憧れのアメリカ
小学生になるころには、TV-CMで、ケロッグのコーンフレークのCMが始まり、素敵なアメリカ家庭の朝、明るいキッチンで家族揃って、パンと牛乳、コーンフレークに牛乳をかけて、ホットケーキみたいなのも出てくるシーンが憧れでした。あんな風にアメリカみたいになりたいなと思っていた記憶があります。
3 反抗期は朝食抜き
中学生、高校生は夜遅くまで悩み多き青春の深夜放送。朝もギリギリまで寝ていて、母親の気遣いをうるさく反抗するのです。メシなんかいらねーよ!朝から魚かよ!なんで早く起こさねーんだよ!そしてふてくされて家を飛び出す毎日。買い食いしたコロッケパンが朝食でした。
4 学生時代
上京して一人暮らしの都会のアパート。遅くまでコンパコンパコンパ!酒、煙草、麻雀。朝は起きられず冷蔵庫の牛乳かコーラくらいが朝食。母親が世話を焼いてくれたありがたみが身にしみつつも、ほっといてくれよと強がる二十歳の青春時代。
5 時間なきファーストフード
就職して通勤ラッシュにゆられて押し出された駅前のファーストフードにはそんな会社員がいっぱい。ハンバーガーとコーヒーとポテトフライは、ハイカロリーでたまには野菜を食べようと定食屋に入ればそこには懐かしいみそ汁とお新香の魚定食。子供の頃を思い出します。
6 朝ご飯は家族とともに
結婚して子供たちも小学生。お父さんと一緒に食べていきなさいと妻がいうのに、反抗期の娘と息子は朝寝坊して飛び出していく。それでも、その姿は守り育てなければいけないと嬉しく思い、目の前のみそ汁とお新香と焼シャケを箸でつつきつつ、得たかったのはこれだったのかと、故郷の家の食卓が目に浮かぶのです。
なんだ。
結局。
そこにそれはあった。
今週のお題「朝ごはん」