【読書/映画感想】20170331 風は青海を渡るのか?
あらすじ
人口細胞移植により寿命が極端に延びた未来だが、人類はその代わりに生殖機能を失ってしまった。しかし、チベット辺境に、まだ子供が生まれている集団が有るという情報によりハギリ博士と局員ウグイ、アネバネらは現地へ飛ぶ。そこでは、未来技術に再生や治癒を託して冷凍保存された死体が発見された。また神殿のような場所には、頭部だけの形状のコンピュータらしき機器が発見された。
子供が生まれているのは、細胞移植を受けていなかった日本人科学者がウォーカロンを引き連れて暮らす村だと判明。テロの犯人と思われた村は空爆を受ける。タナカ氏は日本に戻りたいと希望を伝える。
そして、頭部の形状をしたマザーコンピュータが目覚める。。。
読む順番を間違えた。。。
何気なく題名で選んでしまったので、読む順番を間違えてしまった。本当は、こういう順番だったのに、
- 彼女は一人で歩くのか
- 魔法の色を知っているか
- 風は青海を渡るのか
- デボラ眠っているのか
- 私たちは生きているのか
実際に読んだのはこの順番。。。
1.彼女は一人で歩くのか
4.デボラ眠っているのか
5.私たちは生きているのか
3.風は青海を渡るのか
2.魔法の色を知っているか
1巻からいきなりクライマックス(4、5巻)へいってしまって、その後、話の広がる展開を逆行(3、2巻)という掟破り。
といいつつ、6、7巻が本当のクライマックスだろうから、まだよしとして。笑
聖地ナクチュは、マチュピチュのイメージだろうか?
聖地ナクチュに住むウォーカロンは言葉を解さない。単に外国の言語だから理解しないというわけではなくて、そもそも名前すらない。名前というのが、区別して呼びかけるためのものから始まったのだとすれば、なくても別に困らない。傍にいって目の前で身振り手振りでコミュニケーションはとれるのだろう。
人口細胞が実現したなら
もしそれが実現しているなら、どうするだろうか?病気の治療には使ってもいいかと思うが、老化を回避するための若返りの人口細胞はどうだろう。老化はしたくないが、それで全てが変わってしまうことの違和感。それも、単なる好み、慣れ、割り切りの問題に過ぎないのだろうか。
人工知能のスーパーコンピュータの存在は、ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト」の「ザ・マシーン」を思い出させる。
まだまだ続きが楽しみ。