【お題】20170422 打算と誤算の部活動
==========
今週のお題「部活動」
==========
中学生になったとき当時のかっこいい子運動得意な子は野球部かサッカー部かバレー部に入ったが体も小さく運動が特に得意だったわけではなかったので本能的に鶏口となろうとしてあまり人気のなさそうな卓球部にはいった。打算の入部。しかしこれが大きな誤算で当時その卓球部の3年生はその年に全国中学生卓球大会で全国制覇を成し遂げる強豪だった。もちろん知らなかった。当然後輩である我々も同じくらいの成績を目指して頑張らざるを得ない。特に当時の2年生はそれ以上のプレッシャーをかかえそのはけ口を1年生に求めた。今だったら逮捕者も自殺者も出るくらいの厳しいしごき練習。星が出ているうちに部室にいって月が高く上がってから家に帰る日々。腕立て伏せ200回で腕に炎症を起こす友達もいたし泣く泣くやめていく人もいた。
しかし厳しいしごき練習のかいあって2年生はのちに全国大会ベスト8を獲得し面目を保つ。で、我々はというと県大会では常勝し新聞地方紙にも”群を抜いた強さ”などと書かれていたもののここ一番に弱いことが判明。このままだと全国大会の成績は危ぶまれる。その頃虫垂炎を起こして入院手術をした結果それを理由に「もうできない」と泣き言を顧問の先生に訴えるも受け入れてもらえず。しかしその鬼の顧問が別の学校に転勤となり一気に気持ちが緩み練習をサボる。要するに負けた時の言い訳のための逃避だったのだ。結果伝統ある県大会連覇はならず全国大会へは個人戦で出場したものの1回戦で敗退。伝統を途切れさせた。今でもこのトラウマは抜け出せずにいる。
最近卓球が脚光を浴びているのは複雑な心境であり忘れていたトラウマが思い出されて懐かしくも苦しい今日この頃である。
==========
今週のお題「部活動」
==========