【半蔵門ビジネストーク】20170602 ちきゅうぼーえいぐん
大変だ!東京湾に宇宙怪獣ベムラーが現れた!
了解!地球防衛軍出動!!
子供の頃の夜のTVの楽しみはこのウルトラシリーズ。宇宙から来襲する宇宙人や怪獣に地球防衛軍が総力を駆使して戦い勝利する単純明快ストーリー。心密かに将来は科学特捜隊に入ることを夢見ていました。
2017年5月15日から東京で地球防衛の国際会議が開催されました。
「2027年7月21日、接近している小惑星が地球に衝突し、多大な被害が出るおそれがある。しかも、東京がその衝突予想コースにぴたりと一致」
聞いてませんよ!そんなこと!!
もちろん、これは仮定の話です。が、その国際会議は実際に開催され、対策に対する議論が行われました。この会議は2004年より始まりすでに7回目の開催。1990年あたりから地球に接近する小惑星が増えてきたことを受けて、その回避策、被害の想定、復興などをシミュレーションして話し合うことを行なってきたそうです。
「プラネタリーディフェンス」なんていう言葉もあるそうな。
危機シナリオは事前に告知されないので、その会議の場での議論が行われるそうですが、まさに実際の危機が起きるときはそういう状況なのでしょうから、理にかなっていると思います。
会議自体もあまり報道されないので、ゲームっぽい感じもしますが、小惑星のニュースはチラチラと耳にしますし、アルマゲドンやディープインパクトなどの小惑星衝突の映画も作られていますので、それなりに現実的でもあります。
現在の技術でも、「50年先の衝突を秒単位で予測」できるのだそうで、イトカワを探査したはやぶさの落下地点も予想から200mくらいしかずれていなかったそうな。
実際に衝突が計算で確定してしまったらどうするのでしょうか。
予想では、ほとんどが津波で死亡するということのようですが、そうなると地下シェルターでは逃げられない。ノアの箱船的な水上をいける避難をすることになるのでしょうか。それとも、火星への移住か。そのための探査を始めるのか。
あるいはアルマゲドンのように小惑星を爆破するのか。
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北朝鮮がまたもミサイルを撃っているニュースが出ていますが、各国のミサイル技術を結集して、核弾頭を結集して、はるか遠くで破壊するというのが、一番現実的なように思うのですが、議論の結果はそうはならないのかな。