【半蔵門ビジネストーク】20170620 テレワークブームになる前に
数日前に、地方創生のキーファクタの一つとして、テレワーク、リモートワークに触れましたが、そうしたワークスタイルの産みの親とも言えるシリコンバレーでは、それに逆行する動きが顕著になっています。
IBMは、原則出勤に切り替え、あるビッグデータ関連企業は、リモートワークは原則週一回に制限されたといいます。
なんだこれは。。。
少人数、小規模ならでは
記事はこうです。
立ち上げ当初は、人数も少なく、オフィスも小さく、席を確保するよりは、各自自由な場所で働き必要に応じて臨機応変に集まればよかった。誰がどこにいて何を考えているのかも把握することができていた。
少人数なので、目的も意識も共有できていたということです。
多様性はリモートワークでカバーできない
しかし、人数が増えると、会社の成功に伴って様々な人が集うことになり、商談の規模が増えれば顧客や同僚とのミーティングも増え、場所も必要となります。また、誰がどこにいて何をしていて、その成果はどうなのかを把握するのも大変になってくるのでしょう。目が届かなくなる。自由に働いてもらうことと、自由に休んでもらうことのバランスがとれなくなった。。というか、バランスをとっていることを客観的に把握できなくなった=不公平感が出て来てしまうことになります。
借りたからには使うべし
何よりも実感するのは、規模が大きくなり、人数が増え、それだけの場所を借りているということは、使わないことが一番の無駄であり、そうなると、社員はそこにきてもらって、相互にコミュニケーションをとりながら、機能的に活動するほうが理にかなっていることに気がつきます。これは例えば、当社のような規模でも、借りたからには出勤しようという気持ちになるのでよくわかる!!
会うことの価値、その情報量
テクノロジーを駆使して、離れていても、チャットでメールでSNSで、ビデオ会議で、すぐにコミュニケーションはとれますが、直接会って話す空気感がもたらす情報量にはかなわない。これは両方やってみて初めて実感できることかもしれません。
以上の点は、経営者から見た視点。
個人的には、リモートワーク環境は孤独で、意思を強く保ち続けないと行き詰まります。
私も以前はリモートワークを夢見て、一時実践しましたが、限界を迎えました。
でも、やっぱりこのリモートワークは地方創生のキーワードだと思うのです。もうちょっと研究してみましょう。