【半蔵門ビジネストーク】20170727 約束のバランス
約束は破らないようにしている。できない約束はしないに越したことはないが、その場の雰囲気に流されてできない約束を交わしてしまうこともある。 でもそれは自分の落ち度。交わした以上約束は極力守るようにするのが当然の義務だし自分の流儀と思っている。
以前、 台湾の支店長とよく議論し言い争いになったのは、
「約束は守るべきだが守れない理由が正当ならば謝罪は必要ない」
と言う彼女と、
「約束は守るべきだ、 だから守れなかったらまず謝罪し理由を説明して理解を得ることが礼儀だ」
という私。
最近、 日本でも前者の思考回路の人が増えて来たのだろうか。
今回も、ある人と約束を交わし、その時期が近づいたので確認すると、家族が来訪する理由を説明し始め、 黙って聞いていると謝罪もない。家族の事情はやむを得ないし、理解できる。だからといって謝罪は不要なのだろうか。
前述のように自分は約束が守れなければ例え自分の怪我であろうと謝罪し、そこから理解を得る努力をする。
それが自然だし、誰も損をしないと思うのだが、歳をとったオヤジの冷水なのだろうか。釈然としないまままた同じ人物とコミュニケーションを続ける。
どうも約束のバランスが悪い。 こちらがもっとゆるやかにすればいいのだろうか。まだ腑に落ちない。