【半蔵門ビジネストーク】20170830 停電時の命綱
台湾で火力発電所の停止により、大規模な停電が発生し、600万世帯に影響を与えたそうだ。脱原発の動きなどに反動がでるのかもしれないが、政治的な政局的な話とは別に、停電に備えることについて考えてみる。
電力はあらゆるモノに
既に日本は、地震の影響で停電は経験済の人が多いだろう。東日本大震災の直後は、計画停電が行われ、電力が必要な病人を抱えていた我が家では、車からのバッテリーチャージと蓄電ができるように機器を購入までしたが、幸い使わずに済んで、ホッとしたのは記憶に新しい。
電力供給を車に頼るために、ガソリンスタンドへ走るも長蛇の列で、なるべくガソリンを使わないように過ごそうと決めたものの、体験したことのない、あるいは長らく忘れていた不便さに不安を募らせたものだった。
その時をきっかけに、電力供給がとまったらどうするかということについて考えるようになった人は多い。
昔は、停電=暗いという程度だったが、今では殆どの生活に電力が影響しているので、例えば、エレベータでないと上れない/降りられないでどこにもいけない場合や、電子ロックで鍵があかない/しまらない、レンジが使えない/お湯がわかせない、冷蔵庫内が全滅など、料理/食事までもストップしてしまう。冷暖房も重要で、春先、秋などの限定された時期以外は、高齢世帯にはつらい状態となるだろう。
通信手段
東日本大震災のときも、携帯、メール、電話が繋がりにくくなった。基地局がやられていればどうしようもないとしても、連絡手段は家族の安否や所在、情報を得る上で重要だが、デジタル化によって電話装置系にも電力が必須となっているので、停電だと前面ストップとなってしまうのは落とし穴だった。
結果として携帯、スマホが重要な役割を果たすことになるが。。。
携帯スマホはバッテリーなのでインフラの電力供給にすぐに影響されないものの、いずれは充電をしないといけない。そこで問題になるのが、バッテリーの「持ち」だ。
バッテリー、ポータブル充電池、ソーラー
まず、スマホのバッテリーの持ちがよいことが重要となってくる。
例えば、iPhoneでは、モデルによって異なるが、待ち受けなら10日から14日、連続通話は14時間となっている。停電時なのでついついネットしたくなったりメールでのやりとりが増えがちだが、10日持つなら現代の日本であればどうにかなるだろう。ビデオや音楽は我慢することだ。
私が使用しているBlackberryはどうだろう?
バッテリーに関して評判はすごぶるいいのだが、iPhoneで公開されているような待ち受けだけのバッテリー持ちなどのデータはないが、いくつか公開されているベンチマークでは、iPhoneの1.5倍との評価もある。また実用しても、いろいろ使っても2日以上持ちそうな気配で、こちらも災害時や緊急時のバッテリー持ちは申し分なさそうだ。
さらに、50%充電まで36分と充電速度も頼もしい(自画自賛)
先日の洪水で取り残された被害者が、スマホのバッテリーが切れたら連絡できないとその恐怖を語っていたが、冗談ではなくて、このバッテリー持ちは停電時の重要事項の一つになるのは間違いない。