【半蔵門ビジネストーク】20170904 恒例 ベトナムAPEC番外編(2)
持たざるものと持つものの差はあるにせよベトナムは経済的にも非常に成長しており、中心部には欧米のブランドショップや日本の有名店が立ち並び、他にも地元の発展中の店がひしめき合う。
そんな中で面白いのは、リノベビルディングと呼ばれる古くからあるビルの内装をリノベーションで改装し、小さな飲食店やブティックなどをおしゃれに運営しているビルだ。
よく見ると1〜2部屋1店舗でひしめきあう。
さっそく行って見る。
1Fの大きい店は単独で運営されていて、上には行けない。
上にいくためには非常階段側のエレベータを使うのだが、人だかり。さすがに人気か?と思ったら、エレベータ前におっちゃんがいる。手には札束。
エレベータの脇を見ると、
Elevator fee 3000VND(50円くらいか)
(Photo by Dr. JJ Pan)
エレベータで上に行くにはお金を払うのだ。エレベータ利用料とでもいうのだろうか。
このおっちゃんはビルのオーナーなのか、アイデアマンのニュービジネスなのかは不明だが、後者なら合法なのかも不明である。勝手に関所を作ってお金をとっているようなものだもの。
入ってみると、かつての原宿の同潤会アパートのような感じで、小さいおしゃれな店が1フロアに4店舗くらいの割合で運営されているようだ。入店しないで見学だけの人も多いようで、それでエレベータ利用料なのかもしれない。
(Photo by Dr. JJ Pan)
スモールビジネスの多いベトナムならではのアイデアだろうが、他の途上国でも応用可能かも。エレベータ利用料以外はね。