【半蔵門ビジネストーク】20170905 友達のタイムライン
SNSでは、自分の友達になっている人がどのようなものに興味をもっているかがわかる仕組みのものがある。例えばfacebookでは、友達が”いいね”をつけると、そのコンテンツの共有範囲が友達の友達が対象になっていれば、私のタイムラインにも、彼や彼女が”いいね”したコンテンツが表示されてくる仕組みだ。
政治的な話題に着目している人、いわゆる右寄りや左寄りも推測できる。スポーツの趣味や応援しているチーム、友人の範囲や出席した交流会、ペットのことや食べ物中心の人も多い。もちろんたまに節操のない人もいるが。。。
それでも、傾向はなんとなくわかってくる。直接あって話しているよりもわかるような気がすることもあるくらいだ。
おそらくダラダラと一日中”いいね”活動をしている人はいないだろう。朝の出勤前や昼休み、休憩時間、退社後の自室で、まとめていろいろな記事に”いいね”をしている人が多いのではないだろうか。その結果、特定の人の”いいね”が連続して表示されている場合も少なくはない。その結果、彼や彼女のある特定の傾向への”いいね”が連続して表示されることがあり、そのまとまった指向の表れが意味をもったタイムラインに見えてくる。
スピリチュアルな書き込みにばかり”いいね”をする友人は心配だ。
悩みがあるのだろうか?
なにか迷っているのだろうか?
相談があるのではないか?
思いつめなければいいが。。。等々、
彼や彼女の傾向とともに、よくない方向=必ずしも悪事ではなく、マルチまがいの製品などの販売や紹介活動になってしまうことなどを含んで、そちらへの流れが垣間みえてくることがあるのだ。
ある日の傾向。
素晴らしい出会いによって多くのチャンスがもたらされて、その結果、収入がすごい入ってくるようになった、あなたにもこの幸運をわけたい、難しくはない、あるやり方を教えるのでここに連絡をするべきだ、早い者勝ちだ。。。
そんな書き込みばかりが並んでみた。みると全部彼が”いいね”をしたものだった。
どう考えてもあるはずのない”いい話”、そんなに”いい話”ならこんな場所で公開しない、競争相手が増えるだけだ。そんなに画期的な商品サービスなのに、まったく話題にもなっていない、特定の選ばれた階層だけが手に入れられる???
普通なら絶対に信じ込まないだろうそのような情報に傾いてしまう、まだ傾いていないかもしれないが、”いいね”をしている、その”いいね”によって別の友人が巻き込まれるかもしれない、そこに思いが至らないくらいの迷い道。
それは「純真な心」だと優しい言葉をかけている人もいるが、それはここでは命取り。いいカモになる。密かに見守りあぶなくなったら声はかけるが終始見張れるわけでもないのでなんとか自分なりの防衛センスを養ってもらうしかないのだ。