半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【半蔵門ビジネス雑談】20180108 週休2日と完全週休3日に注意

【半蔵門ビジネス雑談】20180108 週休2日と完全週休3日に注意

 

転職を考えている友人がいろいろと候補先を話にきた。給与や労働条件などを見てくれというのだ。実はいずれも友人の得意分野とは違う職種で諸手を上げて勧められてはいない。それでも、今の環境から抜け出し新たな世界へ自分を挑戦させようという友人の心に水を差したくはないのだが。。。facebookで流れて来た法務情報に眼が停まる。

 

週休2日で休めない日々。。。ん?どういうことだろう?

 

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私自身は、完全週休2日制がまだ普及していない頃に就職して、その会社に27年勤務し、退職して現在の会社を創ってしまったので、週6日勤務(土曜は半ドン)の会社に入社し、途中制度が完全週休2日制に移行したので、「休みが増えた、よかった」という感覚しかなく、その違いを認識していなかった。しかし、実際は大きく違っているようだ。

 

週休2日=月に1度週休2日の週がある

完全週休2日=毎週必ず2日の休みがある

 

 

前提となる労働基準法の条件は、

 

1)週一回以上の休日

2)一日の労働時間8時間以内

3)1週の労働時間40時間以内

 

労働基準法では、週1日の休みしか保証していなくて、”完全週休2日”でなくてもいいのだ。

 

土曜や日曜にも来客があり仕事がある店舗がある小売業・サービス業などは、企業としては土曜日曜にも仕事をしてもらいたいので、週一日の休みとし、平日の労働を7時間として土曜か日曜どちらかを出勤してもらって5時間勤務にすれば労働基準法の条件を満たすことができる。

 

完全週休2日に出来るのは、其の企業が、

顧客サポートや対応が特定の2日はない企業でないと難しい。店舗があって週末が稼ぎ時だったり、その顧客企業が週末も営業していて対応の必要があったりすると全員揃って休む訳にはいかないので、どうしても週休2日になってしまうだろう。

 

知らなかったのは完全週休3日制だ。これは週休は毎週3日間あるが、勤務日の4日間で1週40時間を満たそうとするので1日の労働時間は10時間となる可能性がある。変形労働時間制として導入されると、残業もつかない。

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週休2日と完全週休2日の違いに気をつけるだけでなく

完全週休3日の落とし穴も知っておかないといけない。

 

(はてな1023記事)